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そんな中、ようやく届いた一次面接の案内。相手は中堅企業の「三石商事」だった。
面接当日。リクルートスーツに身を包んだ薫子は、オフィス街にある三石商事の本社ビルへ向かっていた。だが、その足取りは重い。ここで落ちたら、もう次はない。持ち駒は底を突きかけており、背水の陣どころか、崖っぷちから今にも足を踏み外して落ちてしまいそうなほどの恐怖と焦燥感に、胸が押し潰されそうだった。
(ここでダメなら、私の人生は完全に終わりだ……。何としてでも、しがみつかなきゃ……!)
胃を雑巾のように絞られるような緊張感に耐えながら、事前に調べておいた企業情報を頭の中でおさらいする。
三石商事は、10年ほど前に爆発的な急成長を遂げた企業だ。それを牽引したのが、当時の社長・三石清彦である。彼は希代の経営手腕を持つカリスマだったが、同時にひどく好色で、女癖の悪さに起因して8年前に40歳の若さで急逝。それ以降、三石家による家族経営の色彩が薄れ、凡庸な経営陣が跡を継いだ会社は長い停滞期に陥っていた。
(どんな会社でもいい。私を、認めて……!)
極限まで追い詰められた瞳で、薫子は一次面接の扉を叩いた。
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面接官の列のなかに、一際強い存在感を放つ男がいた。役員の五島敏明、48歳。学生時代はラグビーの選手で、かつて三石清彦の側近であり、プライベートでは無二の友人だった男だ。
五島は薫子の履歴書と、彼女の真っ直ぐな、しかし完全に後がなく窮地に追い詰められた瞳をじっと見つめていた。水泳で鍛え上げられたしなやかで均整の取れた肉体、そして「何としてでも結果を出したい」という、飢餓感にも似た渇望。五島は薫子に、完璧な「素材」の輝きを見た。
「双葉さん、君には……我が社を引っ張る『社長の器』としての素質があるかもしれない」
五島の言葉に、薫子は耳を疑った。否定され続け、暗闇の中にいた自分に、そんな大層な評価が下されるなんて。言葉の裏にある罠など知る由もない薫子は、喪失しきっていたプライドを激しくくすぐられ、乾ききった心が熱く昂るのを感じた。
「これより、君だけの特別な選考を行いたい。ついてきなさい」
五島の不敵な笑みに背中を押されるように、薫子は立ち上がった。それが自らの運命を永劫に狂わせる奈落への入り口だとは知らずに……。
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1章:呪われた椅子
一次面接の興奮と緊張が冷めやらぬまま、薫子は五島の後ろを歩いていた。案内されたのは、ビルの最奥にある、普段は使われていないとおぼしき静まり返った会議室だった。
重々しい扉を開けた瞬間、薫子は微かな違和感を覚えた。広い部屋の中央に、学生を座らせるには明らかに不相応な、豪華で重厚な黒革のオフィスチェアがぽつんと一台だけ、異様な存在感を放って置かれていたからだ。
「ここで待っていなさい。特別選考の準備が終わって呼びに来るまで、その椅子にでも座って、楽にくつろいでいるといい」
五島は親切を装った笑みを浮かべてそう促すと、薫子の返事も待たずに扉を閉めて去っていった。ガチャリ、と遠くで鍵の閉まるような音が響き、室内は完全な静寂に包まれる。
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静まり返った室内で、薫子は一人、その椅子を見つめ続けた。
長年使い込まれているはずなのに、その漆黒の革は、鈍く、どこか妖艶な光沢を放っている。まるでそれ自体が意思を持って呼吸しているかのように空間を支配する、禍々しくも、抗いがたい魅力を放つ佇まい。
(なにか、変だ……怖い……)
アスリートとして培われた鋭い本能が、心のどこかで明確な恐怖や不安を訴えていた。
しかし、今の薫子はあまりにも疲れ果てていた。不採用の嵐に痛めつけられ、全否定され続けた心身は、縋れるものなら何にでも縋りたいほどに摩耗し、空っぽになっていたのだ。さっき五島が言ってくれた「社長の器」という甘美な言葉。それが、底なしの暗闇にいた薫子の理性を狂わせていた。
薫子は吸い込まれるように、ゆっくりと腰を下ろした。
――その瞬間だった。
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「あ……っ、は……っ!?」
臀部が肉厚な革の座面に触れた刹那、背筋を凍りつかせるような凄まじい衝撃が突き抜けた。
椅子の奥底、革の繊維に染み付いたドロリとした熱く禍々しい情念が、津波となって薫子の身体へと侵入を開始したのだ。それは意思を持った黒い触手のように、尾てい骨から脊髄を狂ったように駆け上がり、彼女の脳を、神経を、純潔な肉体を容赦なく侵食していく。
薫子の本能が激しく拒絶する。肉体は激しく痙攣し、リクルートスーツに包まれた細い身体が椅子の上でガタガタと大きく震えた。指先は不自然な形にねじ切れるほど硬直して突っ張り、背中が極限まで弓なりに反り返る。首の筋が青く浮き上がり、白目を剥きかけた端正な顔の口元からは、ダラリと糸を引く生暖かい涎が伝い落ちた。ゴボゴボと喉の奥から泡立った息が漏れる。
しかし、薫子のか弱い抵抗など、その執念の前には無力だった。
じわじわと意識が追い詰められ、薫子の主体性が急速に暗転して深い底へと沈んでいくのと引き換えに、肉体のコントロールを奪い取った「それ」は、薫子の喉を使って、低く濁った声を漏らした。
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「……クク、ハハハ……! 五島の奴め、また新しい器の候補を連れてきたか……!」
薫子の愛らしい顔に、それまでのみずみずしさとはかけ離れた、下卑た邪悪な笑みが浮かぶ。
この椅子こそが、かつて三石清彦がその上で情事の最中に腹上死したという、呪われた肉欲の依り代だった。清彦の強烈な執念と好色な魂は、死後もこの椅子に縛り付けられていたのだ。そして、その特性に気づいた五島が、かつての盟友でありボスである清彦をこの世に蘇らせるため、適合しそうな女性社員や就活生を言葉巧みにこの椅子へと座らせてきたのだった。これまでの実験体は皆、清彦の魂との相性が悪く、身体を満足に動かすことすらできなかったが、目の前の肉体は違った。
「ほう……。驚くほど思いのままに動く。指先の皮膚感覚も鮮明じゃないか。実にいい素材だ」
清彦はこの肉体の具合を確かめるように、まずはリクルートスーツの上から、薫子の豊かな胸の膨らみを両手で傲慢に鷲掴みにした。
「おっと、随分とよく鍛えられた大胸筋をしているな。なのに、その上の肉は驚くほど柔らかく、極上の弾力だ……!」
清彦は薫子の指を使い、ブラウスのボタンを傲慢に引きちぎるようにして外した。清楚な白い布地が左右に裂け、黒いレースのブラジャーに包まれたみずみずしい肉塊が露わになる。清彦は乗っ取った肉体が感じる「女としての快感」を味見するべく、自らの手でその乳頭を強く、容赦なくひねりあげた。
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「んあぁっ! なんだこれ……めちゃくちゃに感じやすい身体じゃないか!」
清彦自身の男としての記憶と、薫子の肉体が持つ繊細な女性の神経が混ざり合い、脳内に強烈な火花を散らす。男の精神でありながら、胸を弄くられる快感に身体が甘く疼く。そのあまりの感度の良さに興奮した清彦は、スカートを捲り上げ、パンティストッキングを指先で傲慢に引き裂いた。
露出した太ももを自らの手で愛撫しながら、すでにじっとりと湿り気を帯び始めた秘裂に指を突き入れる。
「はっ……、おいおい、指を少し動かしただけで、こんなに濡れやがって……。あはっ、おかしな感覚だな、俺の指で、俺がこの身体を弄くっているはずなのに……くぅっ、身体の芯が痺れてきやがる!」
乗っ取った肉体で行う自慰は、清彦にとっても未体験の激烈な快楽だった。アスリート上がりの引き締まった肢体がおののき、自らが与える愛撫によってベッドの上の魚のように跳ねる。清彦は薫子の肉体を完全にオモチャにし、指を二本、三本と増やして最奥の壁を容赦なく抉るように掻き回した。同時にもう片方の手でクリトリスをギリギリと激しく擦り上げる。
肉体の芯から湧き上がる淫らな熱情に、清彦の精神までが女の快楽で塗りつぶされていく。薫子の肉体はあっという間にどろどろの愛液で溢れ返り、指を出し入れするたびにグチュグチュと下卑た水音が室内に響き渡った。
「んぐっ、ああぁ! イく、これ、すぐイっちまうぞ……っ!」
激しい痙攣とともに、肉体は最初の絶頂を迎えた。薫子の肢体が大きくのけぞり、口から熱い吐息を漏らしながら、波打つような絶頂の余韻にガクガクと震え続けた。
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2章:陥落する肉体
「はぁ、はぁ、はぁ……っ!」
激烈な絶頂の余韻に脱力し、薫子の身体がずるりと椅子の座面から床へと滑り落ちた。
臀部が、あの禍々しい黒革の座面から完全に離れた――その瞬間だった。
「……え? 私、何を……!?」
薫子の意識が、唐突に現実へと引き戻された。
ブラウスのボタンは引きちぎられ、胸は無残にはだけ、ストッキングを引き裂かれた太ももは自らの愛液でドロドロに汚れている。何より、今しがた体験させられていた、脳が焼き切れるような破廉恥な快楽の記憶が、生々しい熱量を持って鮮明に残っていた。
(あの椅子……触れている間だけ、誰かに……!)
三石清彦の魂はあの椅子に縛り付けられており、接触している間しか憑依を維持できない。その絶対的なルールを、薫子は本能的に理解した。
「嫌……最悪、何なのこれ……逃げなきゃ、警察に……っ」
涙を流しながら、薫子は震える足で立ち上がり、部屋の出口へと這いつくばるようにして進もうとした。あんなおぞましい快楽など二度と味わいたくない。その一心で扉へ手を伸ばす。しかし、恐怖と嫌悪に狂いそうな理性の意志とは裏腹に、水泳で培われたはずの強靭な肉体は、すでに清彦の魂が刻み込んだ絶頂の味を、強烈に記憶してしまっていた。細胞の一つ一つが、薫子の強烈な拒絶を無視するように、先ほどの甘美な熱情を求めて激しくうずき出す。
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「あ、うそ……足が、動かない……っ」
喉がからからに乾き、下腹部がじりじりと熱を帯びる。股の間から、これまで感じたこともないような生暖かい蜜が溢れ、タイトスカートにじわりとシミを作っていく。頭では死ぬほど拒絶しているのに、抗えない肉体の渇きが薫子の自由を奪う。自らの意思に反して、後ろ髪を引かれるようにあの椅子を振り返ってしまった。重厚な黒革の座面が、まるで極上の蜜のように、今の彼女の肉体を惹きつけて離さない。
「嫌だ……絶対に座りたくない、なのに……っ」
精神が激しい拒絶の悲鳴を上げる中、狂わんばかりの肉体のほてりに引きずられ、薫子はよろめきながら後退りした。嫌悪感に涙をボロボロとこぼしながら、肉体の欲求に抗いきれず、自ら進んで、再びその椅子に腰を下ろしてしまった。
「――クハハハ! 戻ってきたな、この牝犬が!」
再び清彦の魂が滑り込み、脳内で絶望的な拒絶の悲鳴を上げる薫子の精神を押し潰して、その肉体を完全に掌握した。
再び黒革の椅子に腰掛けた瞬間、滑り込んできた清彦の魂は、この新たな肉体の素晴らしさに歓喜していた。これまで五島に命じて何人もの女をこの椅子に座らせてきたが、この女は過去のどれよりも自分との相性がいい。思いのままに四肢が動き、五感は恐ろしいほど鮮明に世界を捉えている。この圧倒的な適合率に、清彦の傲慢な野心が激しく沸き立った。
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ガチャリ、と会議室の鍵が開いた。戻ってきたのは、すべてを裏で操っている役員の五島敏明だ。五島は乱れた衣服の隙間から覗く肌と、その瞳に宿るギラついた男の光を見て、ニヤリと下卑た笑みを浮かべた。
「首尾は上々のようだな、清彦」
「五島か……待たせやがって。おい、この身体は一体誰だ? 驚くほど馴染む。これまでの出来損ないどもとは格が違うぞ」
「双葉薫子。21歳の大学3年生だ。元は水泳の選手だったらしい。どうだ、極上の器だろう」
「双葉、薫子、か……。クク、素晴らしい。気に入ったぞ五島!」
清彦は薫子の愛らしい顔に邪悪な笑みを浮かべ、自身の新たな胸を強く揉みしだきながら宣言した。
「決めたぞ。俺はこの双葉薫子の肉体を完全に奪い取る。椅子の呪縛を解き放ち、この女として三石商事の社長に返り咲いて、もう一度天下を取ってやる!」
そのためには、一時的な憑依ではなく、肉体の所有権を完全に自分のものへと塗り替える必要があった。強烈な快楽の楔を外から打ち込むことで、薫子本来の魂の抵抗力を奪い、肉体との結びつきを完全に断切る。それが清彦の計算だった。
「おい五島、すぐに俺を犯せ。この器に俺の魂を溶かし込むための強い『快楽の楔』が必要だ。お前の種を、この子宮の奥に注ぎ込め!」
清彦はそう命令すると、自ら椅子の座面に膝立ちになり、五島に向けて丸出しの尻を高く突き出す淫らな姿勢を取って盟友を誘惑した。
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五島は迷うことなくスラックスのベルトを外し、太く猛り立った剛直を剥き出しにした。そして、椅子の背もたれを掴んで膝立ちのまま後ろを向く薫子(清彦)の、無防備に突き出された最奥へと狙いを定める。
「いくぞ、清彦……いや、双葉薫子」
「ぐずぐずするな、早くしろ――んおぉぉぉっ!?」
容赦なく、肉の裂け目の最深部まで、五島の剛直が突き刺さった。
水泳で鍛えられた薫子のしなやかな名器は、未だかつてない巨大な異物の侵入に悲鳴を上げるように、ぎちぎちと五島を締め付ける。
「あ、がっ……すごい圧迫感だ……! だが、これがいい!」
五島が狂ったように腰を動かし、激しい抽送を開始した。
五島が最奥を突くごとに、清彦の魂と薫子の肉体の親和性は、爆発的に増していった。
「あ、はぁっ! 五島、その太さで、奥を、奥の壁を抉るように突け……っ!」
清彦は薫子の声を使い、淫らな喘ぎ声を上げながら自ら五島のペニスへと腰を叩きつけにいった。肉壁が極太の質量に限界まで押し広げられ、あまりの快感の激しさに身体の内側から焼き切れそうなほどの熱い刺激が駆け巡る。グチュグチュと、薫子の愛液と五島の溢れる先走りが混ざり合い、淫らな水音が絶え間なく室内に反響する。
「清彦、お前のこの身体……締め付けが尋常じゃないぞ! 突くたびに肉が俺を食いちぎろうと絡みついてきやがる!」
五島は興奮を隠しきれず、薫子の豊かな臀部を両手で強く掴み、指が肉に食い込むほどの力で固定して、さらに深く、容赦のないピストンを繰り返した。
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一方、本来の薫子の魂は、五島に突かれるたびにみるみる衰弱し、じわじわと清彦の魂に侵食されてしまっていた。
快楽の濁流の中で、薫子のこれまでの人生の記憶がバラバラと剥がれ落ちていく。放課後のプールの水の匂い、スタンドから声を枯らして応援してくれた両親の顔、怪我に泣きながらも努力を重ねてきた日々――それらすべての輝かしい思い出が、清彦のどす黒い欲望と傲慢な野心によって容赦なく塗り潰され、消滅していく。
五島が薫子の腰を掴んだまま、さらに速度を上げて最奥の子宮口をゴツゴツと激しく突き壊しにかかる。
「あはっ、あ、あぁぁ! 五島、いいぞ、もっと奥を突け! 俺の、薫子の身体が、女の悦びで狂いそうだ!」
清彦は薫子の肉体が生み出す極上のメスとしての快感に完全に酔いしれ、激しく腰をねだり、五島の剛直を貪欲に締め付けた。
「あ、あぁっ、くる、でかいのが来る! 出せ、お前の熱いので、この器を俺色に染め上げろ!」
「おおぉぉぉっ!」
「はあぁぁぁーーっ、い、イク、いっちゃうゥゥ!!」
五島が咆哮とともに、薫子(清彦)の最も深い子宮口に向けて、大量の熱い精液を解き放った。同時に、薫子の肉体は激しくのけぞり、潮を吹き上げながら絶頂の絶頂を迎えた。
双葉薫子の魂は完全に消滅し、その肉体はこの先の人生ごと、三石清彦に完全に掌握されたのだった。
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3章:逆転の調教
五島が放った大量の熱い精液が子宮を満たし、薫子の肉体は激しく弓なりに反り返ったまま、何度も痙攣を繰り返してようやく床へとしなだれ込んだ。
「はぁ、はぁ, はぁ……っ!」
薫子の小さな口から熱い吐息が漏れる。だが、その瞳に宿る光は、完全に双葉薫子のものを駆逐した三石清彦のそれだった。
清彦は自らのものとなった若くしなやかな四肢の感覚を確かめるように、ゆっくりと手を握り、開いた。それと同時に、脳内へと雪崩を打って流れ込んでくる「双葉薫子」の21年間の記憶を、清彦は自らの指先で引き出しを引くように、自在に手繰り寄せていく。
(なるほど……水泳部、怪我での挫折、何十社もの不採用通知……。クク、つまらん人生を送ってきた小娘だ)
彼女のプールでの努力も、両親との思い出も、今や清彦にとっては自らの脳の片隅にストックされた、いつでも引き出せるただのデータに過ぎない。彼女の意識は完全に押し潰され、その存在のすべては清彦という欲望に塗れた魂に完全に融解し、乗っ取られたのだ。
椅子の呪縛から解き放たれ、ついに手に入れた本物の生。もうあの黒革の座面に縛り付けられる必要はない。この薫子という女の肉体を使い、再び三石商事の頂点へ、いや、ビジネス界の頂点へと君臨してやる。溢れんばかりの全能感に、清彦は薫子の唇を歪めて歪な歓喜の笑みを浮かべた。
(勝った……! 俺はついに、現世に完全な復活を遂げたぞ!)
清彦が完璧な勝利の余韻に浸り、新天地への野心を確信した。
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――その瞬間だった。
「――復活おめでとう、清彦。だが、そこまでだ」
「なっ……!?」
振り返る間もなく、薫子の細い身体は、床へとしなだれ込んだ状態のまま、背後から強引に組み敷かれた。ズシリと伸しかかる圧倒的な質量。驚愕と怒りに駆られた清彦は、すぐに五島を突き飛ばそうと四肢に力を込めた。水泳で鍛え上げられた薫子の肉体なら、並の男など容易に振り払えるはずだった。だが、かつてラグビーの選手として鳴らした五島の屈強な体躯と怪力は、清彦の焦りを嘲笑うかのように、薫子の抵抗を容赦なくねじ伏せていく。
両手首を背後に回され、五島の片手で無慈悲に床へと縫い付けられる。ビクともしない圧倒的な力関係に、清彦の魂は初めて冷や汗を流した。
「五島……! 貴様、何の真似だ……っ! 俺を誰だと思っている!」
薫子の喉を鳴らし、かつてのボスの口調で怒号を浴びせる。だが、五島は乱れたスラックスを整えることもなく、むしろ底知れない愉悦を瞳に宿して低く笑った。
「分かっているさ、清彦。お前が三石清彦だからこそ、こうしているんだ」
五島は薫子の豊かな臀部を乱暴に掴み、その肉の割れ目を強引に押し開いた。
「俺はお前の経営の才能は誰よりも認めていた。だがな……その底なしの性欲だけは、三石商事にとって常に最大のリスクだったんだ。だから、お前が死んでくれた時は内心ホッとしたよ」
「何だと……!?」
「だが、凡庸な経営陣のせいで会社は傾いた。お前の才能は必要だが、かつてのように我が物顔で暴走されては困る。……だから考えたのさ。お前の魂を、男に抗えない肉体に封じ込め、操り人形として経営手腕を発揮させればすべて解決するとね」
12f582b4 No.185
五島の口から語られる恐るべき計画に、清彦は目を見開いた。五島は最初から、清彦を対等な盟友として復活させるつもりなど毛頭なかったのだ。自分を都合のいい道具として、そして自らの欲望を満たす奴隷として飼い慣らすために、これまで器たりうる女性を探していたのだ。
「ふざけるな……っ、俺を、この三石清彦を飼い慣らせると思うなよ……っ!」
清彦は激しい屈辱に顔を歪め、床を這うようにして必死に逃れようとする。しかし、五島は冷酷に宣告した。
「真の主従関係を、そのメスの肉体にたっぷりと叩き込んでやる」
五島は先ほど以上の凶暴さで猛り立っていた剛直を、薫子の秘裂へと宛がった。愛液と五島の精液でドロドロに濡れそぼったそこへ、一切の躊躇なく、強引かつ乱暴にねじ込み、貫いた。
「ひぎぃぃっ、あ、がっ……!?」
薫子の口から、悲鳴が上がる。先ほどまでの、肉体の所有権を書き換えるための結合とは明らかに違う、蹂躙し、支配するためだけの暴虐な衝撃。肉壁が強引に押し広げられ、引き裂かれるような痛みが走る。だが、その痛みは一瞬で、肉体が本能的に覚えている恐るべき快楽へと変換されていった。
五島の巨大な質量に貫かれた膣内は、恐ろしいほどの拒絶反応を示しながらも、同時に極上の快感に目覚めて生き物のようにうねり始める。押し寄せる肉厚な壁が五島のペニスをぎちぎちと締め付け、のたうつようにその太さを貪り始めた。さらに五島は、自由な片手を薫子のはだけた胸へと伸ばし、黒いレース越しに豊かな乳房を乱暴に鷲掴みにした。引き締まった大胸筋の上にある、柔らかくも弾力のある肉塊。それを容赦なくひねり上げ、硬く尖った乳頭を親指で激しく擦り上げる。
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「どうだ、清彦! お前の身体、突かれるたびに水泳で鍛え上げた名器が締め付けてきやがるぞ!」
「あ、ぐ、あぁぁっ……! 離せ、そこを触るな……っ!」
指先が食い込むほど強く胸を揉みしだかれ、乳頭を容赦なく擦り上げられるたびに、清彦の頭の中に男のものではない甘い痺れが駆け巡る。男の精神でありながら、メスとして開発されていく強烈な官能。
パンッ、パンッ、と肉と肉が激しくぶつかり合う乾いた衝撃音が、絶え間なく室内に響き渡る。
五島は手加減を一切捨て、薫子の細い腰を掴んで狂ったように腰を振った。最奥の子宮口がゴツゴツと容赦なく打ち据えられるたびに、清彦の頭の中が真っ白に染まっていく。
「五島……っ、この、裏切り者、やめ……んあぁっ、あ、はぁっ!」
頭では五島を罵倒し、呪詛の言葉を吐き散らそうとしている。しかし、完全に自分のものにしたはずの薫子の肉体は、強大なオスの暴力的な快感に、あまりにも素直に屈服し始めていた。脳を麻痺させるような快楽の津波が押し寄せるたび、清彦の男としての自我がじわじわと削り取られていく。
「どうした、清彦! 言葉が乱れているぞ。もっと俺を罵ってみせろ!」
「あ、がっ、あぁっ! いや、これ、だめ……っ、んほぉぉぉっ!!」
罵倒しようと開いた唇からは、清彦の意志を裏切るように、甲高くて淫らなメスの鳴き声しか出てこない。強烈なオスに支配されることで、肉体そのものが歓喜に震え、子宮が五島の剛直を求めてきつく締め付け始める。
「くはは、口では強気でも、身体は完全に雌犬だな! ほら、自分で腰を振ってみろ!」
五島が薫子の髪を掴んで顔を床から引き剥がし、耳元で残酷に囁く。
清彦の男としてのプライドが、絶望的な悲鳴を上げた。だが、何度も、何度も、容赦なく最奥を突き壊されるうちに、そのプライドは快楽の濁流に押し流されて消えていく。激しい絶頂が清彦の意識を襲い、頭が弾けそうになる。
12f582b4 No.187
「あ、はぁっ、んあぁぁーーっ!」
激しい痙攣とともに、清彦は本日何度目かもわからない絶頂を迎えた。しかし、五島の抽送は全く止まらない。
「まだだ、清彦。お前が心も身体も、俺の奴隷であることを認めるまで、何度でもイかせてやる」
「いや、もう、無理、頭がおかしくなる、あぁぁっ!」
絶頂の余韻に浸る暇もなく、再び突き上げられる衝撃に、清彦は白目を剥きかけた。イかされ、イかされ、何度も絶頂を強制されるうちに、魂の芯までがメスへと塗り替えられていく。ただ目の前にいる強いオスに支配され、突き回されるだけの、ただの肉の器。
脳内を狂わせる快感の嵐の中で、清彦の男としての自我は完全に限界を迎えた。激しくのけぞりながら、彼は思わず、自ら五島のペニスを迎え入れるように腰を振り、狂ったように叫んでしまった。
「敏明……っ、敏明さまぁっ! ほしい、もっと、もっと突いてぇぇ!!」
自らの口から出た絶対的な敗北の言葉。
「そうだ、清彦。お前は俺の女だ」
五島は勝利を確信し、薫子の細い腰を限界まで引き寄せると、子宮口を激しく潰すようにして、本日二度目の熱い精液を最奥へと激しく射精した。
「あうぅぅぅーーーーっ!!」
子宮の奥に熱い塊が注ぎ込まれる感触をリアルに味わいながら、薫子の肉体は限界を超えてビクビクと跳ねた。
熱い精液が腹の中に満ちていく感覚の中で、清彦は涙を流しながら、自分が五島に完全に屈服したことを、絶望とともに自覚させられたのだった……。
12f582b4 No.188
終章:器という名の檻
それから6年の歳月が流れた。
緊迫感の張り詰めた大型会議室で、役員たちを前に冷酷なまでに理路整然としたロジックを突きつけているのは、三石商事のトップに君臨する双葉薫子だった。
27歳になった薫子の美貌に、不採用通知に怯え、自信を失っていた就活生時代の面影はなかった。豊かな黒髪は美しくシニヨンにまとめられ、仕立ての良い高級なレディーススーツに包まれてなお、水泳で培われたしなやかな四肢と出色のプロポーションは、隠しきれない大人の色気を内包していた。ひとたび凛とした声を響かせるだけで、周囲の空気は完全に支配される。
「今期のプロジェクトが失敗した言い訳は、その報告書で十分です。私が求めているのは、損失をどう補填するかという冷徹なロジックだけよ」
その鋭い眼光、圧倒的なカリスマ性、そこで見せつける容赦のない経営手腕は、かつてこの会社の栄光を築いた三石清彦そのものだった。薫子の肉体を完全に奪い取った清彦は、狙い通り会社を再び頂点へと導きつつあった。
会議を終え、長い廊下を凛とした足取りで歩く薫子(清彦)に、背後から女性秘書が小走りで追いつく。
「社長、お疲れ様です。先ほど、五島様がお見えになり、すでに社長室でお待ちです」
「……分かったわ」
薫子(清彦)は表情を一切崩さずに頷いたが、その瞬間に心臓がドクリと不自然な跳ね方をした。
12f582b4 No.189
重厚な社長室の扉を開けると、一介の役員に過ぎないはずの五島敏明が、社長である薫子を差し置いて、あの懐かしい豪華な黒革のオフィスチェアに我が物顔で深く腰掛けていた。手元にあるビジネス誌を広げ、五島は意地悪な笑みを浮かべて読み上げる。
「『三石商事を躍進に導く社長の器。若き女性社長、双葉薫子氏の手腕に迫る――』……クク、傑作じゃないか、清彦」
五島は雑誌を放り出すと、冷徹な女社長の仮面の下にある清彦の魂を、ねめつけるように見つめた。
「わが社を躍進させる逸材、お前の才能を蘇らせるための依り代……『社長の器』か、双葉薫子にぴったりの言葉じゃないか」
嘲笑を含んだ五島の言葉に、薫子(清彦)の美しい身体がピクリと強張る。表向きは絶対的な権力を持つ社長と一役員。しかし、二人きりになったこの空間では、その絶対的な上下関係は完全に反転する。かつては五島の上司として君臨していた男のプライドを胸の内でどれほど剥き出しにしようとも、完全に奪い取ったはずの薫子の肉体は、6年間にわたる五島の徹底的な調教によって、彼の前に出ると抗うことのできない絶対的な服従心を細胞レベルで刻み込まれていた。
五島はスラックスのベルトを外すと、太く猛り立った強直をこれ見よがしに突き出した。
「さあ、お喋りは終わりだ。今日も『ノルマ』を果たしてもらおうか」
12f582b4 No.190
「……は、はい。敏明さま」
先ほどまで会議室で役員たちを震え上がらせていた冷徹な女社長の姿は、そこにはなかった。27歳の成熟した美貌を持つ薫子(清彦)は、吸い寄せられるように五島の足元へと歩み寄り、自ら進んで床に膝を突いて跪いた。
薫子(清彦)は五島の太い男性器を両手で恭しく支え、その先端を愛おしそうに見つめる。放置されたままのデスクを背に、小さな口を大きく開けると、五島の強直を根元まで一気に咥え込み、従順な奉仕を始めた。
ゴブ、グチュ、と大人の男のペニスを喉の奥で受け止める淫らな水音が、静かな社長室に響く。五島は薫子の黒髪の結び目を掴み、強引に頭を前後に振らせて口腔を犯しながら、悦びに目を細めた。清彦としての天才的な脳は会社を躍進させるために使われ、薫子としての美しく若い肉体は、五島を満足させるためだけに奉仕する。
清彦が完全に手に入れた、若く、美しい肉体という名の「器」。
だがそれは、永遠に五島の支配から逃れることのできない、従順な雌奴隷として彼を一生閉じ込め続ける、残酷で甘美な「檻」だった。
#画像の椅子を黒くし忘れたのはご愛嬌ということで