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/tachiha/ - たちは板κ

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5f33cfe5 No.4085[Reply]



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d2568169 No.3723[Reply]

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9c4ebf92 No.3776

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4a76b29d No.3809

ブラの上から柔らかい膨らみを揉み込むたび、薄い生地を通して指先に伝わる体温が、男の俺の頭を少しずつ狂わせていく。
「直人……ちゃんと、見てる?」
わざと、白石先輩の少し鼻にかかった甘い声で呼びかけてみる。
直人はコクコクと激しく首を振るだけで、もう言葉にもなっていない。
口元を自分の手で覆い、信じられないものを見るような、それでいて恍惚とした目で俺の胸元を凝視している。
俺はブラウスを顎のあたりでくわえて固定し、両手を自由にした。
そして、直人の好みが詰まった清楚なブラのカップに指をかけ、ゆっくりと引き下げる。
窮屈そうに収まっていた豊かな胸が、解放されて、ふわりと形を変えた。
「あ……」
直人の口から、短い感嘆の息が漏れる。
「次は……スカート、だな」
俺はブラウスをくわえたまま、今度はスカートの裾を掴んだ。
じわりと汗ばんだ太ももを這わせるようにして、ゆっくりと布地をたくし上げていく。
直人が必死にサイズを考えて買ってきた、レースのあしらわれた白いショーツが露わになった。
完全に脱がないからこそ、たくし上げられた服の隙間から覗く肌が、妙に生々しく部屋の空気を支配していく。
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13c4187a No.3918

「ん、あ、あぁっ! は、激しいの、だめっ」
指先が内側の最も敏感な場所に触れるたび、全身を電流のような快感が駆け抜ける。
中指を第二関節の深さまで差し込み、内側の壁を天井に向けて抉るようにかき上げると、俺の口からはもう自分でも制御できない、高くて甘い悲鳴が漏れた。
「ひぅ、あぁっ! 直人、直人ぉっ!」
完全に白石先輩になりきった俺は、潤んだ瞳で親友の顔を見つめ、助けを求めるようにその名前を呼ぶ。
たくし上げたブラウスから覗く胸元は激しく上下し、汗ばんだ白い肌がピンク色に上気していく。
スカートの下から覗くショーツはすっかり片足に引っかかった状態になり、濡れた指先が秘部を 出入りするたび、くちゅ、くちゅと、鼓膜に直接響くような濡れた音が室内に充満していた。
「あ、はぁっ、もう、ダメ……いく、いっちゃうっ!」
限界を感じた俺は、もう片方の手の親指で先端の突起を激しく擦りながら、挿入した中指の動きをさらにスピードアップさせた。
指先が中を 激しくかき回す摩擦と、ダイレクトに脳を揺さぶる快感。
「あ、ん、あぁぁ――っ!!」
背中が弓なりに引き絞られ、白石先輩の身体が大きく跳ね上がる。
指先を 締め付けるような強い収縮とともに、俺はソファの上で大きく身悶えし、そのまま深く息を吐き出しながら、ゆっくりとシーツに身を沈めていった。
「はぁ……はぁ……っ……」
胸の鼓動が耳の奥でうるさいほどに鳴り響いている。
指先から滴る透明な蜜が、太ももを伝って流れていくのを、俺はただぼんやりと感じていた。

9b5e1f54 No.4075

「はぁ……、はぁ……っ……」
俺はソファに崩れ落ちたまま、肩で息を切らせていた。
白石先輩の身体はまだ快感の余韻で小刻みに震え、視界が涙で滲んでいる。
指先は自分の愛液で濡れそぼり、たくし上げたスカートの隙間から覗く肌は上気して熱かった。
終わった……。これで、約束は果たした。
3万円という大金と引き換えに、俺は親友の前で、彼の憧れの女性になりきって、この上なく淫らな姿を晒したのだ。
「……直人?」
少し落ち着きを取り戻した俺は、かすれた白石先輩の声で、床に座り込んでいた親友を呼んだ。
だが、返事はなかった。
直人は立ち上がり、ゆっくりと、だが確実な足取りでソファに近づいてきていた。
その目は、先ほどまでの恍惚としたものとは違う。
もっと暗く、もっと原始的な、獣のような欲望を孕んだ色をしていた。
「おい、直人……? 約束、違うだろ……?」
俺は本能的な恐怖を感じて、身を縮めた。
だが、直人は止まらない。
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7f6ca8f7 No.4084

「……直人! 目をませ、直人っ……!」
俺は白石先輩の声を張り上げ、最後の力を振り絞って直人の両頬を強く引っ叩いた。
パシィン、と乾いた音が部屋に響く。
「……っ!?」
直人の動きがピタリと止まった。俺の胸に顔をうずめたまま、呼吸を荒らげ、ハッと正気に返ったように目を大きく開く。
「……お前、俺が誰だか分かってんのか! 中身は俺だ……っ! 大学生の、お前の親友の『俺』だぞ! 目を覚ませ!」
激しい息吐きとともに、俺は白石先輩の瞳に鋭い光を宿らせ、直人の目をまっすぐ見つめ返した。胸元ははだけ、肌は赤く上気したままだが、その声と眼光には毅然とした意志を込めた。
直人は自分の手元と、乱れた俺の姿を交互に見つめ、顔から一気に血の気が引いていく。
「あ……俺……何を……」
直人は弾かれたように体を引き剥がし、膝から崩れ落ちるように床へ後退した。自分の両手を見つめ、全身を激しく震わせている。
「す、すまん……! 俺、頭がおかしくなって……っ! 本当に、ごめん……!」
頭を床に擦り付けんばかりにして謝罪する直人を見下ろし、俺は大きく息を吐き出した。乱れたブラウスを直し、胸元を隠す。
「……まったく、3万でここまで命の危険を感じるとは思わなかったぞ」
俺は白石先輩の可憐な声のまま、少し呆れたように苦笑いを浮かべた。
「約束はここまでだ。服を着替えたら、お前、ジュース奢れよ。……それと、今日のことは完全に二人だけの秘密だ」



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b76a3047 No.4051[Reply]

b15a6d71 No.4080

どうしよう、どうしよう、敏明に変身するとこ見られちまった。
魔法少女フタバの正体が俺だってバレちまった。

男のくせにこんな姿で戦ってたなんて恥ずかしい。
それに正体を知られたから俺、魔力もとりあげられちまったし、元の姿に戻ることもできなくなっちまった。
そのうえ、俺は元から女の子だったというように世界改変されちまった。
魔法少女の正体が男だという秘密を守るためだ。これで俺が何を言っても、誰も俺が男で魔法少女だなんて信じない。

ただ一人、直接正体を知った敏明だけは、元の俺を憶えているはずだ。でもそれも口止めされる。
正体を知った人と、知られた魔法少女は、互いに魅了されて強制的に恋に落ちる。互いの恋を守るために、普通の恋人同士であるために、魔法少女の秘密は話さない。

どうしよう…俺、敏明のカノジョになっちまうんだ。考えただけで胸がキュンとする。
てことは敏明とあんなことやこんなことも…どうしよう、男だったのに濡れちゃう。こんなので敏明と顔あわせちゃったら俺…わたし…



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d9662f92 No.4076[Reply]



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a87c7bf3 No.4044[Reply]

cd8ef0b1 No.4073

夏の海は、彼女を大胆に脱がせた。薄布一枚の水色ワンピースが、潮風に翻るたび
太ももが、そして柔らかな胸元が、チラリと覗く。 波に濡れた素足で砂を踏みしめ、
振り返ったその視線は——
「見てていいよ」と、静かに誘っているようだった。 誰にも見せない、アイドルの「素」の色気。
この夏、君だけにだけ、少しずつ晒されていく。

cd8ef0b1 No.4074

薄暗い自室に、甘い夜の気配が濃く沈殿していた。カーテンの僅かな隙間から漏れ入る街灯の光が、ベッドに横たわる白い肌をゆっくりと撫でていく。
俺は静かにまぶたを開けた。


表紙には、夏の海辺で薄布のワンピースを翻らせるあの子が、微笑んでいる。
潮風に濡れた布が胸元に張り付き、太ももが艶めかしく光る姿。今俺が入り込んでいるのは、そのアイドルとは別人の身体だ。
長い髪が枕いっぱいに広がり、後頭部にまとわりつく感触が、背筋にぞくりとした快感を走らせる。
仰向けのまま、胸の柔らかな重みが肋骨にじんわりと圧し掛かってくる。
雑誌の子より少し大きめで、重みのある乳房。
その重量感だけで、すでに下腹部が熱く疼き、太ももが無意識にすり寄り合っていた。薄いナイトウェアの布地が、肌に吸い付くように密着している。
呼吸するたびに微かに揺れ、熱を帯びて息づく曲線は、確かに「俺の」ものだ。
アイドルのあの艶かしい肢体とは違う、けれど、今はこの身体でしか味わえない生々しい感触。指先をゆっくりと持ち上げ、自分の太ももに触れた。
滑らかで、ほんのり湿り気を帯びた肌。
指を滑らせるだけで、甘い戦慄が腰の芯まで駆け上がる。
「……これ、俺なんだよな~」
女の声が、部屋の闇に溶けた。



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b08c2db0 No.3909[Reply]

1241db56 No.3910

神様、ざまぁ見やがれ。
猫の俺(中身:元・天界のトラブルメーカー)は、アイドルの唇を狙う。
天界追放? 痛くも痒くもないね!
「まったく、あの頑固ジジイめ……」
俺ことキヨヒコは、死んだあとも天界でやりたい放題の限りを尽くしていた。
神様の秘蔵の神酒を勝手に飲み干し、天使たちの羽をおもしろ半分でむしり、挙句の果てには天界のシステムをハッキングして雲の色をピンク色に染め変えてやった。
その結果――。
「お前のような不届き者は、下界で畜生として泥水をすするがよい!」
激怒した神様の手によって、俺は現世へと叩き落とされた。
しかも、転生させられた肉体は「野良猫の赤ん坊」。
それも、お腹が真っ白で背中に茶色と黒のブチがある、お世辞にも強そうとは言えない三毛猫だ。
だが、あの間抜けな神様は、致命的な見落としをしていた。
俺が天界にいた頃から隠し持っていた、とっておきのチート能力――。
【接吻憑依(キス・ジャック)】
相手にキスをすることで、その肉体に俺の意識を丸ごと転移(憑依)させることができる。
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1241db56 No.3911

それは、現在日本中で爆発的な人気を誇る5人組アイドルグループ『ルミナス☆キス』。
今、俺はテレビ局の厳重なセキュリティをすり抜け(なんせ、ただの迷い込んだ子猫だから誰も止めない)、彼女たちの楽屋のドアの隙間に忍び込んでいた。
ガラリ、と音を立てずに隙間から中を覗き込む。
「ふにゃ〜、疲れたぁ……。今日の衣装、ちょっと胸元きつくない?」
「ちょっと、美羽(みう)! まだ着替えの途中なんだから、はしたないよ!」
そこは、まさに男の妄想を具現化したような秘密の花園だった。
華やかな衣装、漂う甘い香水と女の子の香り、そして何より――テレビで見せる完璧な姿とは違う、無防備なプライベートの表情。
「よし、ターゲット決定だ」
俺の目がキラーンと光る。
狙うは、グループの圧倒的センターであり、全人類の妹と称される超絶美少女、『一ノ瀬 ゆあ』。
サラサラの黒髪ツインテールに、吸い込まれそうな大きな瞳。
今もソファに寝転んで、スマホをいじりながら生足をパタパタと動かしている。
「あの唇、いただきますか」
あざとさマックスで行こう
「にゃ、にゃ〜〜〜〜ん……♡(震え声)」
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a14bc224 No.3913

「ん、むぅ……っ!?」
甘い、イチゴのリップクリームの香りが鼻腔をくすぐる。
だが、その瞬間、俺の脳内センサーが激しくアラートを鳴らした。
――あれ? ターゲットのゆあって、こんなに背が高かったっけ?
「きゃっ!? な、奈緒!?」
「ええっ!? 奈緒ちゃん、いきなり何するの!?」
周りの驚愕の声を聞きながら、俺の意識は急速に猫の体から引き剥がされ、別の『器』へと吸い込まれていく。
視界がグワリと歪み、次の瞬間、俺が見下ろしていたのは――さっきまで俺を抱っこしていたゆあの、きょとんとした驚き顔だった。
「ふぇ……? 奈緒ちゃん、どうして急に、その子猫ちゃんにキスなんて……」
どうやら俺が飛び込んだ瞬間、ゆあの隣にいたメンバーが、あざとい子猫を独り占めさせまいと顔を突っ込んできたらしい。
その結果、俺の唇はゆあではなく、割り込んできた彼女の唇とガッツリ重なってしまったのだ。
俺はとっさに、乗っ取ったばかりの頭脳から『彼女』の記憶を検索する。
名前:鳥坂 奈緒(とりさか なお)
キャラ:グループ最年長。黒髪ロングのストレートヘア、おしとやかで清楚な「みんなのお姉さん」担当。ファンからの愛称は「聖母奈緒」。趣味は読書と紅茶。
「……ま、マジか。おしとやか清楚系美女に憑依しちまった……!」
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1464d08f No.3921

俺の能力である【接吻憑依(キス・ジャック)】り改めて言うが、相手にキスをすることで、その肉体に俺の意識を丸ごと転移(憑依)させることができる。当然と言えば当然だが相手が何らかの方法で無理矢理キスをしたとしても強制的に転移(憑依)する訳では無い。あくまで転移(憑依)するかどうかは俺が任意で決めるのだ。もしも寝ている間にキスをされて目を開けたりしたら別の身体になっているー!みたいなトラブルは起こらないという訳だ。

まぁ、現時点では5人組アイドルグループ『ルミナス☆キス』の中から百合を堪能する事が目的だ。アイドルなので男性との恋愛が厳禁なのでスキャンダルだとか凄く面倒だし、今の所は女同士でのやり取りを優先する予定だ。男とのキスは考えたくも無いと言うか……やはり、女の肉体で居たい気持ちが大きい。暫くは様子を見て夜の時間帯になってからが本番だ。寝ている間にキスをして転移(憑依)するチャンスがきっと訪れる。

bfbabdac No.4072

「ふふ、やっぱり楽屋のソファは落ち着きますわね……」
ゆあの膝枕を堪能しながら、俺(見た目:鳥坂奈緒)は心の中で自分の能力の仕様を再確認していた。
【接吻憑依(キス・ジャック)】の最大の強みは、発動の主導権が完全に俺側にあるということだ。
相手から無理やりキスされようが、事故で唇が触れ合おうが、俺が「発動する」と意図しなければ憑依は起きない。
つまり、寝ている間に誰かにキスされて勝手に体が入れ替わっていた、なんてお間抜けなトラブルとは無縁なのだ。完全に俺の任意コマンド。
神様、マジで神機能をありがとうな。
そして今の俺の目的はひとつ。
人気アイドルグループ『ルミナス☆キス』の真っ只中で、最高の百合展開を心ゆくまで堪能すること!
男の姿でアイドルに手を出せばスキャンダルだので炎上まっしぐらだが、女同士ならただの「仲良しなメンバー」で済む。
それに何より……一度この極上の女子の体(しかも清楚系トップアイドル)を味わっちまったら、おいそれと男の体に戻る気なんて失せるってもんだ。男とのキスなんて金をもらってもお断りだしな。
「ねぇ奈緒ちゃん、今日の奈緒ちゃん、なんだかいつもより甘えん坊で可愛い……!」
「あら、ゆあちゃん。私だってたまには、可愛い妹に甘えたくなる夜……じゃなくて、日もありますわ」
ゆあが嬉しそうに俺の髪を撫でてくる。指通り滑らかな黒髪ロングの感触が、脳内に直接快感として伝わってきた。
最高かよ。
「さあみんな! リハの時間だよ! 準備して!」
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7c82a7d3 No.3963[Reply]

f0c383e1 No.3967

死ぬというのは、もっと劇的なものだと思っていた。
ドラマのように愛する人の名前を叫ぶわけでもなく、ドラマチックな走馬灯が駆け巡るわけでもない。
ただ息が吸いにくくなって、視界が白く霞んで、心臓の鼓動がゆっくりと遅くなっていく。末期癌。それが二十歳そこそこの俺に与えられた結末だった。
(ああ、俺の人生、本当に何にもなかったな)
冷たい天井を見つめながら、最後にひとつだけ大きな息を吐き出した。
それが、俺という人間の終わり――のはずだった。


「……様。……美月様! 目を覚ましてください!」
重い瞼を開くと、強烈な消毒液の匂いが鼻をついた。
……おかしい。
俺はさっき死んだはずだ。
それに、声が高い。
自分の口から漏れた呼吸音が、やけに可愛らしく響く。
「……う、ん……?」
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f0c383e1 No.3968

「――というわけだ。君が倒れた理由は『連日の勤務による過労』として処理してある」
医師――この病院の院長でもある男は、周囲に誰もいないことを確認してから低く囁いた。
「今日一日はこの個室で休んでもらう。その間に、美月くんの記憶を完全に整理し、脳に定着させるんだ。……いいな? 少しでもボロが出れば、君も私も終わりだぞ」
「分かっています」
ナース服から患者着に着替えさせられた俺――いや、私は、ベッドの上で深く息を吐いた。
頭の中に浮かぶ美月の記憶ライブラリを検索する。
彼女の癖、好きな食べ物、看護師としてのスキル、そして……夫についての情報。
(七瀬 明夫……この病院の次期院長で、誰もが羨む男。でも二人の関係は……)
記憶の扉を開くたび、甘やかで胸がキュッと締め付けられるような、けれどどこか冷ややかな感情が流れ込んでくる。
美月は彼を愛していた。だが、明夫のほうは――。
コンコン。
ノックの音と同時に、ドアが開いた。
「美月! 無事なのか!?」
入ってきたのは、高級スーツを完璧に着こなした若く美しい男だった。
整った顔立ちには焦りの色が浮かんでいる。彼こそが、私の「夫」である七瀬明夫だった。
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f0a5d949 No.4034

「あ、ありがとう、明夫さん。じゃあ、お言葉に甘えて……」
私はぎこちない笑顔を浮かべ、逃げるように専用バスルームへと駆け込んだ。
重厚なドアを閉め、カチャリと鍵をかける。
その瞬間、肺の中の空気をすべて吐き出すように深く息を吐いた。
(あっぶねぇぇぇっ!! 息が詰まって死ぬかと思ったわ!!)
夫のあの熱っぽい視線、なんなんだよ。
美月の記憶によれば、彼は普段から彼女に甘く、どこか執着めいた愛情を注いでいたらしい。
だが今の俺は、中身はおっさん……いや、二十歳そこそこの男だ。心臓に悪すぎる。
胸を押さえながらふと顔を上げると、洗面台の巨大な姿見(鏡)が目に入った。
「……あ」
そこに映っていたのは――息をのむほどの美少女だった。
透き通るような白い肌。
少し湿り気を帯びた濡れた瞳と、ふっくらとした桃色の唇。患者着の胸元からは、男だった俺の人生では拝んだこともないような柔らかそうな曲線が覗いている。
(ま、マジか。これ、本当に俺(美月)なのか?)
恐る恐る手を伸ばし、鏡の中の頬に触れてみる。
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ac49a5e3 No.4067

目が冴えてしまった。

身体の感覚が、あまりにも「俺」の知っているそれと違っていたからだ。
ふかふかのベッドの上で体を起こす。
部屋着の下、薄い生地一枚を挟んだだけの胸元が、体の動きに合わせてやけに存在感を主張してくる。
ノーブラの解放感と重み。それがダイレクトに肌へ伝わってくるのが、たまらなく不気味で、そしてどこか奇妙だった。
無意識に、生前の癖で足を崩してあぐらをかく。
その瞬間、股間に強烈な違和感が走った。
(……すかすかする)
あるはずのものが、ない。
男として二十年間、当たり前にそこにあった重みが消え去り、かわりにどこか寒々しいような、無防備でさみしい感覚が広がっている。
股関節の柔らかさも男のそれとはまるで違っていて、あぐらをかいても膝がすんなりとベッドに沈み込んだ。
「はぁ……本当に女になっちゃったんだな、俺」
漏れ出た声は、鈴を転がすように可憐だ。
俺はゆっくりと両手を伸ばし、部屋着の上から自分の胸を下から包み込むように持ち上げてみた。
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54affd39 No.4070

持ち上げた手を離したあとも、指先に残る熱と柔らかい感触が頭から離れない。
静まり返った最高級病室。
広すぎるベッドの上で一人、俺はポツンと佇んでいた。
(いや、待て。これは俺の意志なのか?)
胸の奥から湧き上がってくるのは、男だった頃の好奇心だけじゃない。
病から解放され、血流が戻ったこの身体自身が求めているような、強烈で甘い疼きだった。
脳に残る「七瀬美月」の記憶と神経系が、俺の意思を追い越して身体の反応を引き出している。
吸い寄せられるように、右手がつと下に伸びた。
薄い部屋着の生地越しに、すかすかとした股間の先――今までとは全く違う、繊細で熱を帯びた場所に指先が触れる。
「っ……ふぁ……」
思わず口から漏れたのは、自分でも聞いたことのない艶っぽい声だった。
たった一度、優しく撫でただけで、背筋を電撃が駆け抜けるような刺激が全身を襲う。
男の時とは比べものにならないほど過敏で、深い感覚。股間のさみしさを埋めるように、指先が滑らかに動き出してしまう。
「あ……く、つ……っ」
あぐらをかいた足にぎゅっと力が入り、膝が震える。
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86871801 No.3905[Reply]

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c2493563 No.3925

敏明の俺殺しを告発するか?それとも双葉さんに俺だということをうちあけるか?
いずれも信じてもらうのは難しそうだった。少なくとも一人で出歩けるようになって証拠集めができるようになるまでは。
それに今は敏明との家族ごっこを続けないと、生活に困る。せめて俺が小学生になって、双葉さんが職場復帰できるまでは、敏明にATMになってもらう必用があった。

でも最後には、敏明は罪を背負って消えてもらい、母子という関係にかわってしまっても双葉さんと二人の幸せを掴むんだ。
敏明のしたことを知って、俺が、娘の若葉が俺だと知れば、きっと双葉さんも俺を愛してくれる。

とはいえ今の立場も役得はある。
「ねぇ、お母さん、一緒にお風呂入ろ!」
あぁ、俺が死んでから一段と熟れたいい体になった双葉さんと一緒にお風呂!
「いいな~お母さんおっぱい大きくて。ねぇ、触ってもいい?」
「もちろんよ、若葉ちゃんもお母さん似だから、きっとおおきくなるわよ~」
俺が巨乳に…か。なんか実感わかないけど、それはそれで…うっしっしぃ

7298d31b No.3936

「ふふっ、若葉ちゃんたら、本当に甘えん坊さんなんだから。でも、その前にちゃんとパパに連絡、入れておかないとね」
双葉さんが優しく微笑みながらスマートフォンを操作する。
その画面に映る「敏明」の文字を見た瞬間、俺の脳裏にあの冷酷な男の顔がよぎり、背筋にすっと冷たいものが走った。
そうだ、俺は今、あいつの娘として生きている。
あいつの血がこの小さな体に流れていると思うと吐き気がするが、今は耐えるときだ。
「ねぇ、お母さん。パパ、今日もお仕事遅いの?」
俺はできるだけ無邪気な幼女の声を意識して、上目遣いで尋ねる。
「そうね、パパ最近新しいプロジェクトを任されたみたいで、すごく忙しそうなの。でも、若葉ちゃんのためにお仕事頑張るって言ってたわよ」
皮肉なものだ。
俺を殺して手に入れた幸せの絶頂で、あいつは今、必死に働いている。
その稼ぎ(ATM)で俺が養われているのだから、因果応報というか、なんというか。
「ふーん。じゃあ、パパが帰ってくる前に、お母さんと二人でいーっぱい仲良ししちゃお!」
「もう、若葉ちゃんたら!」
クスクスと笑う双葉さん。
その無防備な笑顔は、数年前、俺が恋い焦がれていたあの頃と少しも変わっていない。いや、大人の色気が増した分、今のほうが断然魅力的だ。
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bab8a7b4 No.3944

「じゃあ、お母さん、一緒にお湯に入ろ!」
俺は双葉さんの手を引いて、なみなみとお湯が張られた湯船へと進んだ。
小さな足で一歩踏み出すと、温かいお湯が体を包み込んでいく。
「ふぅ極楽、極楽ぅ……」
「もう、若葉ちゃんたら、本当におじいちゃんみたいなこと言うんだから」
「あ、ちがうの! テレビで言ってたの!」
(危ねぇ! 中身が三十路超えの男だってこと、うっかり忘れるところだった! もっと女の子らしく、可愛く振る舞わなきゃダメだ!)
俺は慌てて両手でパチャパチャとお湯をすくい、頬に当ててみせた。
「あったかくて、きもちいいね、お母さん!」
「そうね。あ、ほら、こっちにおいで? 湯船の中でぎゅーってしてあげる」
双葉さんが湯船の中で両腕を広げる。
俺は待ってましたとばかりに、その胸に飛び込んだ。
いや、幼女らしく、トトトッと甘えるようにすり寄った。
「えへへ、お母さん大好き!」
後ろから包み込まれるように抱きしめられた瞬間――背中に、言葉を失うほどの圧倒的な柔らかさが押し当てられた。
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0f1eca7b No.3973

「ねぇ、お母さん……もう夜の九時だよ? まだパパ帰ってこないの?」
俺はリビングのソファで、パジャマの袖をぎゅっと握りしめながら、わざとらしく大きなあくびをしてみせた。
着ているのは、昼間に双葉さんと一緒に選んだお揃いのパジャマだ。
淡いピンク地に、ちいさなイチゴの柄がたくさん散りばめられた可愛らしいデザイン。
俺(幼女)と双葉さん(大人の女性)で並ぶと、まさに理想の仲良し親子に見えるはずだ。
「そうねぇ……パパ、今日は遅くなるって連絡があったから、先に寝ていていいのよ? 若葉ちゃん、眠くなっちゃったでしょう」
双葉さんが優しく微笑みながら、俺の頭を撫でてくれる。
「やだ! お母さんと一緒に寝たい! 今日は一人で寝るのやだぁー!」
俺は幼女特有のワガママを発動させ、両足をバタバタさせてダダをこねてみた。
両目をぎゅっとつむり、語尾を伸ばして甘える。
(三十路超えの男のプライドが『恥ずかし死に』しそうだが、双葉さんと一緒に寝るためならプライドなんてドブに捨ててやる! 幼女の特権、使い倒してやるぜ!)
「もう、若葉ちゃんったら。いつものお部屋じゃなくて、お母さんのお布団で寝たいの?」
「うんっ! お母さんのお布団で、ぎゅーってしながら寝たいの! だめ……?」
上目遣いで、うるうる(させたつもり)の瞳で見つめ返す。
「ふふ、ダメなわけないじゃない。じゃあ、一緒にお布団入ろうね。パパには『先に寝ます』ってメッセージ入れておくから」
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97d07dba No.4042

カチャリ、と静かな金属音が静寂を破った。
重い玄関のドアが閉まり、聞き覚えのある足音が廊下を近づいてくる。
俺は双葉さんの胸に顔を埋めたまま、耳だけを澄ませた。
(来た……敏明だ)
寝室のドアが静かに開き、薄暗がりの中に男のシルエットが浮かび上がる。
疲れた様子でネクタイを緩めながら、ベッドへ視線を向けたあいつが、息をのむ気配がした。
「ただいま、双葉、若葉」
敏明の低く掠れた声。
俺はすやすやと規則正しい寝息を立てるフリをしながら、双葉さんのパジャマの生地をぎゅっと指先で摘まんだ。
さらに顔を深く押し当て、双葉さんのノーブラの柔らかな胸元に埋もれてみせる。
「すっかり寝ちゃってるな。二人でお揃いのパジャマなんて着て……」
あいつの足音がベッドの脇で止まる。
頭上から降り注ぐ敏明の視線。
俺を殺した張本人が、今、父親として俺を見下ろしているのだ。
背筋にゾクゾクとした不気味な快感が走る。
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8646bc2a No.4030[Reply]

206c4434 No.4038

あら、あなたの将来を占ってほしいのね。でもここに映るのは可能性の一つ。選ぶのはあなた。
でも憶えておいて。あなたが一番幸せになれる未来を見せてあげる。他の道は皆不幸に繋がっている。

さぁ、何が見えるかしら。
美しい女性がウェディングドレスを着て、逞しい男性と誓いのキスをしているわね。
いよいよ新婚初夜…あら、すごくエッチな体して、あんなに気持ちよさそうに乱れて…
え?これが将来のあなたの奥さんかって?違うわよ。

ここに映るのはあなたの未来。あなたはこんなエッチな体の美人になって、絶倫の男と結婚して、こうやって毎晩幸せな夜を楽しむの。
想像してごらんなさい。大きなおっぱいをなぞるように優しく揉まれて、身も心も揉みほぐされていって、熟れた花弁を激しく責められて。男では味わえない快楽に飲まれるの。

ほら、あなたはもうこの水晶から目を離せない。ここに映った快楽のことが頭から離れない。女になればこんな幸せと快楽に満ちた将来が待っている。
その考えがもう頭から離れなくなる。



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4fa292ae No.3849[Reply]

05482c03 No.3941

「……嘘だろ。いや、嘘であってくれ、頼むから」
鏡の中に映る自分を見て、俺――いや、私は、本日三十回目の絶望を噛み締めていた。
そこにいたのは、絹糸のようなプラチナブロンドの髪、夜空の星を嵌め込んだようなサファイアの瞳、そして、どんなに冷酷に歪めても絵画になってしまう、圧倒的な美貌の少女。
間違いない。
俺が前世、死ぬ直前まで徹夜でプレイしていたダークファンタジーRPG『レザレクション・ブレイド』の、最悪・最凶の悪徳王女「シルヴィア・フォン・アルカディア」その人だった。
「なんで数あるキャラの中から、生存ルートゼロの確定デッドエンド持ちに転生するんだよ!」
そう、このシルヴィア。
前半は主人公たちの前に立ちはだかる傲慢な強敵として君臨するのだが、中盤、自分が引き起こした悪政のツケが回り、実の部下に裏切られて処刑される。
その後、彼女の死体を依り代にして魔王が復活するという、救いようのない噛ませ犬ポジなのだ。
普通なら、ここで「悪政をやめて引きこもろう」とか「国外逃亡しよう」と考えるのだろう。
だが、私はフッと自嘲気密に口元を歪めた。
ゲームを全ルート、隠し実績まで完全コンプリートした「トシアキ」としての記憶が、脳内で警告を鳴らしている。
「無駄だな。この世界、シルヴィアが何もしなくても、シナリオの強制力で三年後に帝国が滅びる仕様だ」
メインヒロインである聖女は闇堕ちし、エルフの歌姫は奴隷に落とされ、女騎士長は呪いで狂い死ぬ。
そんな地獄のようなバッドエンドを回避するには、引きこもるどころか、世界そのものを裏からひっくり返す必要がある。
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ba94e4e2 No.4021

「姫様! 闇市オークションの会場は、この地下洞窟の奥です!」
「……ふん、悪趣味な趣味部屋ね。鼻が曲がりそうだわ」
警護の兵を撒き、単身で闇市場『黒銀の街』へと忍び込んだ私は、銀髪を翻しながら通路を駆け抜けていた。
目的はただ一つ。
『レザレクション・ブレイド』屈指の悲劇のヒロイン、エルフの歌姫エレナの救出だ。
ゲームでの彼女のシナリオは凄惨の一言に尽きる。
伝染病に苦しむ故郷「樹霊の森」を救うため、莫大な借金のカタとして悪徳商人グラハムに身を売ったエレナ。
グラハムは彼女を「伝説の歌姫」としてプロデュースし、その美声と希少価値でオークションの目玉に仕立て上げた。
だが、真実はあまりにも胸糞悪い。
森の伝染病も、借金の提供も、すべてはグラハムが仕組んだマッチポンプ。
エレナの歌に惹かれた富豪たちから金を巻き上げ、最終的に彼女は精神を病んで声を失い、廃人となって捨てられる運命なのだ。
(……だが、それも今日で終わりよ)
豪奢な扉を蹴り開けると、そこは無数の貴族や富豪が蠢くオークション会場だった。
ステージの上、鉄の檻の中には、首輪を嵌められ絶望に瞳を濁らせた美しいエルフの少女が立ち尽くしている。
「さあ紳士淑女の皆様! これこそが森の秘宝、奇跡の歌声を持つエルフの歌姫です! 開始価格は金貨一千枚から――」
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ba94e4e2 No.4022

私は腰のレイピアに手をかけ、ゆっくりとステージへ向かって歩を進めた。
「な、なんだ貴様は! 警備員! この不審者を叩き出せ!」
「不審者? 失礼ね。アルカディア帝国第一王女、シルヴィア・フォン・アルカディアに向かって言う言葉かしら?」
「ひっ……!? し、シルヴィア殿下!?」
私の顔と、身につけた王家の紋章を見たグラハムの顔が途端に蒼白になる。
檻の中のエレナも、信じられないものを見る目で私を見つめていた。
「シルヴィア殿下……なぜこのような場所に? まさか、そのエルフをお気に召したと?」
汗を吹き出しながら揉み手をするグラハムに、私はフッと冷ややかな笑みを向けた。
「ええ、大いに気に入ったわ。だから……あなたの企みのすべてと一緒に、買い取ってあげる」
「な、なんのことでしょうか……?」
「とぼけないでちょうだい。樹霊の森に毒を撒いて伝染病を捏造し、救援資金と称して莫大な金利で借金を背負わせ、歌姫として売り飛ばす……見事なマッチポンプじゃない。商人としては満点だけど、私の領地でコソコソやるには、少々調子に乗りすぎたわね」
私の言葉に、会場がざわめき立つ。
グラハムは顔を真っ赤にして叫んだ。
「で、でたらめだ! 証拠もないのにそんな言いがかり――」
「証拠? これのことかしら?」
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