「よし、次はあっちのリーズナブル系のお店行ってみよう!」
鏡に映る文学部美人の姿で優雅に歩きながら、俺は次の獲物(下着)を求めてアウトレットモールを闊歩する。
まず一軒目は、海外のレースをふんだんに使った高級ランジェリーショップ。
一着で数万円もするような勝負下着エリアだ。
ここでは、大人っぽいお姉さん系やリッチな依頼主(あるいはターゲット)になりすます時のための高級ラインを確保。
そして二軒目は、ティーンに大人気のカラフルでリーズナブルなカジュアルショップ。
「いらっしゃいませ〜! 本日ブラショーツセットが3点で3,900円ですよ〜!」
明るい店員の声に誘われ、ワゴンの中に手を伸ばす。
(小柄な高校生用の70Aから、標準的な65C、ちょっと豊満なタイプの75Dまで。よし、このへんを網羅しておけば大抵の依頼には対応できるはず!)
真剣な目つきでサイズタグを確認し、カゴに次々とパンツとブラを放り込んでいく。
外見が「文学部の清楚系美人」だからこそ、周りの客も最初は「オシャレなお姉さんが買い物してるな」くらいにしか思わない。
しかし、レジに持って行った瞬間、ドラマが生まれる。
「あ、あの……お客様? こちら、サイズがかなりバラバラですが……お友達へのプレゼントでしょうか……?」
若い店員さんが、困惑と好奇心が混ざった目で見つめてくる。
「あ、ええ! そうなんです! サークルの後輩たちにサプライズでプレゼントしようと思って! みんなサイズが違ってて大変で〜!」
Post too long. Click here to view the full text.