[ futaba / tachiha / aiba / honba / aoba ] [ main / recent post ]

/tachiha/ - たちは板κ

リレー小説用
Name
Options
Subject
Comment
File
Password (For file deletion.)
What's 3+4?

File: 1765793376775.webp (68.34 KB, 1000x707, IMG_6719.webp)

c6fc6b1f No.2342[Reply]

64 posts and 3 image replies omitted. Click reply to view.

02df6a33 No.5006

(続き)

(なんで………俺はこんな目にばかりあうんだ ? 俺が何か悪いことをしたのか ? いや、違う。これは田中の魂がまだ成仏していなくて、ひとり身の俺を心配したが故のいしゅ返しなのか ? もしそうなら、もうこれ以上は俺の人生に関わらないでくれよ。お前はそうまでして俺を破滅させたいのかよっ ! )

そんなさきゆき不安な現実を前に、清彦はこれまで以上に女性不信に陥ってしまう。清彦が気づかないところでもしかしたら、美岬(みさき) さんにもあいつの毒牙が身近な者 (清彦はおそらく、美岬(みさき) に妹で現役女子高生の結愛(ゆあ)がいることは知らないはず )がかかっていたかもしれない、ありうる現実に、不安と絶望しか浮かばれなかった。

(こんな気持ちで………美岬(みさき) さんと面と向かって話せるのかな ? それが不安でたまらない……… )

これから自分はどうなってしまうのか。それは神のみぞが知ることである。

※ 何度か書いていますが、話の大筋を改変する気はこちらにはありません。ただ、少しばかしの補足とか感想程度などに自重はかけているつもりです。なので引き続き有志の方に、このエピソードの行く末を委ねたいと思います。消滅してほしくないので、定期的に更新をして下さることを切に願っております。

※ また本日から11月になり、来月で2026年が幕を閉じます。再来月は2027年の1月を迎えます。

02df6a33 No.5025

※ ちょっと断っておきますが、川神清彦のメンタルを持ち直すために、別記事に登場している中身が社畜おじさんである、小5の如月莉緒奈がゲスト出演する回を設けさせたいので、よろしくお願いします。ちなみに川神清彦と如月莉緒奈はちきではなく全く接点がないので、いちから関係を構築させていく関係になります。またゲスト出演のため、田中の魂が莉緒奈に憑依して支配下に置くことは事実上できませんのでご理解くださるとありがたいです。

※ 現在清彦は女性不信に陥っています。如月莉緒奈は彼のメンタルを持ち直すための完全なゲストキャラなので、その立ち位置で彼女を登場させる上で今後のエピソードを考えてくださるとありがたいです。

d25266bf No.5076

川神(かわかみ)清彦(きよひこ)は、悪夢にさいなまれていた。かろうじて、母親や親戚の 美岬(みさき) の前では気丈に振る舞っていたが、もはや彼が理性と擦り減った心が壊れるのはもはや時間の問題だった。清彦の母親は後々になって 「私が発した言葉が、息子を絶望に落としてしまったのかもしれない」と、思うようになっていた。そう思った母親はスマホで美岬(みさき) と連絡を取り合い、「息子は何が原因でよくわからないんだけど、女性そのものにきょうはく観念というか、いわゆるじんじょうじゃないほどのトラウマを田舎に戻ってくる前からずっとひきずっていて未だに、現実に戻ってこられないみたい」だという旨を連絡していた。

それを受けた 美岬(みさき) も (そんな大変な状況になっているんじゃ、私がよかれと思って頑張ってみても空回りしちゃうよね………) と清彦の置かれた状況の深刻さにようやく気付くのだった。さらに、この重苦しい話を隣で聞いていた美岬(みさき) の双子の妹である、現役女子高生の 結愛(ゆあ) ですら、会ったこともない清彦の置かれた状況に心を痛めていた。みなの中に一様にある思いは (どうやったら、また清彦 / 彼 / お兄さん を日常に戻してあげられるのか) という1点であった。

d25266bf No.5079

誰もが、解決の糸口にすがれるものになれない中、突如清彦の家の玄関の呼び鈴が鳴った。清彦の母親が玄関先に向かって出ていく。その音を自室にいる清彦もしっかりと聞いていた。

(こんな時間に、一体誰だろう ? )

清彦も不安だらけだった。しかし、母親の次の一声(いっせい)が 「清彦、あんたにかわいいお客さんだよ」と言って部屋に向かって声をかけてきた。いぶかしながら清彦は失礼がないように軽く準備を整えて玄関先に向かうと、たしかに外にはここら辺りでは見慣れない少し場違いないいところの令嬢がひとり立っていた。

「初めまして。私、怪しい者とかじゃあなくて ! そう、ぶしつけで申し訳ないのですが、お兄さんとサシでおりいって話したいことがあります。申し訳ありませんが、オタクの息子さん、少しお借りしますね」

とまくし立ててきた。隣にいる母親が「清彦、あんたに何があったのか私たちは多くを聞かない。私たちに話せない分、代わりにこのお嬢さんに全てを打ち明けておいで」と清彦の背中を後押しした。そうして見ず知らずの令嬢と共に清彦は実家を離れたのであった。

疑惑しかなかった清彦も、この令嬢からは咲夜までの悪夢になりうる要素は何一つ起こらなかったことにあんどしていた。人目を気にするように自然とふたりきりになれる場所を目指して、令嬢と清彦は歩き出していった。

いくつかの道をかいくぐり、抜けた先にあったのはひとけのない公園。その近くにある少ししゃれたレストランに2人で入っていく。

「お金のことなら気にしないで下さい。私がお支払い致します。お兄さんも好きなものをつまんで、こんな会ったばかりの私に、抱えていた悩み、全部話してみませんか ? 」
Post too long. Click here to view the full text.

d25266bf No.5085

「わかりました。お言葉に甘えさせていただきます」

俺ーー川神(かわかみ) 清彦(きよひこ) は今日知り合ったばかりのその子におとなげなくすがりついてしまった。彼女は「安心して下さい。私はあなたの味方です。あなたが持ち直すまでそばにいます」と言いながら、ホールスタッフに人数を告げてテーブル席へと案内してもらう。店員氏が「ご注文が決まりましたら、そのブザーを鳴らして下さい。ごゆっくりどうぞ」と告げてちゅうぼうへと下がっていく。別の店員氏がおひやとおしぼりなどを持ってテーブル席に置いていく。俺と向かい合う彼女は口元に手をあてながら、「自己紹介がまだでしたね。私の名前は、如月(きさらぎ) 莉緒奈(りおな) と言います。小5で実家は………」と告げた。それにならい俺のほうも彼女ーー、如月莉緒奈さんに向かって自己紹介を述べた。



File: 1760093196794.jpeg (236.8 KB, 722x1282, IMG_0148.jpeg)

8fd8987f No.2219[Reply]

33 posts and 13 image replies omitted. Click reply to view.

35aa97da No.5024

とある日のアルバイト帰りのこと。俺は道中たまたま立ち寄ったコンビニで缶コーヒーを買おうとしてレジの前に立つ姿を見つめていた。レジに立っていた女性は20代なかばの美人店員さんで、少しアンニュイな雰囲気を漂わせた、黒髪ロングの整った顔立ちだった。だけど、その時なぜか女性店員さんが胸元を強調させながら、艶やかな声で身を乗り出すようにして微笑みかけたその『唐突な距離の詰め方』と、不自然なまでの情熱的な視線を横目で見て莉緒奈としての俺でも、その距離感の近さに困惑していた。

案の定、男性のほうも一瞬で身体をこわばらせ、鳥肌が立っている姿をさらしてしまっていた。

(このまま帰ろうかと思っていたんだけど、あの人のあのじんじょうじゃないほどの冷や汗。ここで放っておいたら、あの人もっと大変な目にあって最悪破滅してしまうかもしれないな。何が彼をあそこまで追い詰めているのか、ちゃんと彼から話を聞かなきゃいけないよな)

莉緒奈としての知識を持つ俺でも放ってはおけないその男性に不審者扱いにならないよう、慎重に接触する必要がある。そう考えて俺は自分の携帯から両親宛にショートメッセージを入れて送信させ、男性の足取りを追うことにしたのだった。

※ ………というわけで、最近彼女の出番が減ってしまっているので、これから例の記事の川神清彦に如月莉緒奈がゲスト出演させることにします。ちなみに、如月莉緒奈と川神清彦の接点は全くなしで、いかな田中の魂であっても莉緒奈には憑依できませんので、その方向でお願いします。

e31c6f26 No.5077

莉緒奈 (俺) は、まずどうやってあの男性と自然な形で出会い、警戒心をいだかずに話ができるのかを、ずっと何パターンもシミュレーションを繰り返していた。先程の男性の身震いはああなる前から女性に対してかなりの頻度で繰り返してこないと、前提が成り立たないものだとわかってはいたが、一体彼と女性の間に何がどうなってああなるきっかけになったのか、そこが気になったので、家のコネを使い、独自に彼にまつわる情報を集めていった。

(名前は………川神(かわかみ)清彦(きよひこ)というのか。最近まで都内で働いていたが、寄ってきたあまたの女性に絡まれ散々な目にあって体調不良を起こし、2週間有給休暇を使って田舎に帰省。だが、親から親友と先祖の墓が同じ霊園にあることを聞かされ、絶望に陥る、か。親戚の人の助力で霊園に墓参りをするも、親戚の人にもよくないことが起こる、と。そして今は女性不信で悪夢にさいなまれている、と)

次の情報も軽く目に通してみる。

(いとこの女性は、美岬(みさき) さん。彼女には双子の妹で現役女子高生の 結愛(ゆあ) がいる。美岬(みさき) さんに取り憑けなかった何者かは、彼女の妹に憑依して真意を探ろうと迫る、と。ふむ。この何者かはお兄さんの中学時代の今は亡き親友の 田中(たなか) だと………と。 ………そうか、最初の資料をもう一度照らし合わせるとこうなるな。察するに、田中という者の魂が、彼の近しき女性の身体に現在進行形で次々と身体を乗り換えて誘惑をした、と。これは間違いなくヘビーな案件だよ、全く) (続く)

ed695993 No.5078

(続き)

(状況は把握した。俺も、その田中の妨害にあわないよう、入念な準備が必要になるな。とは言っても、俺としては接触さえできればいくらでも寄り添えるはずだ)

俺は、その何パターンあるシミュレーションの中で、彼が自分のような令嬢にもたどたどしくとつとつと話を聞ける雰囲気作りはあった方がいいと常々感じていた。お兄さんの周辺の情報は調べたからわかったが、お兄さん側としては俺のことを警戒するのは目に見えている。理想は、公園かどこか、ひとけのない場所でさりげなく出会うのが自然な感じだろうと思って、どの時間帯でも人があまり集まらなさそうな場所を狙って彼を誘い出すのもひとつの手だと、考えていた。

ed695993 No.5083

あれから色々なパターンが莉緒奈 (俺) の脳内を駆け巡っていくが、見ず知らずの相手だからこそ失礼がないようしんしに相手と向き合うことが何よりも大切なことに気が付いた。男性の後をこっそりと尾行していくとやがて彼の実家が目に見えてきた。周りは見渡す限り、「ザ•田舎(いなか)」という感じがした。回りくどいことはせず正攻法で俺はこの田舎には似つかわしくないかっこうで、彼の実家の呼び鈴を鳴らしてみた。

「は~い」 と家の中から女性の声がした。前情報どおり、彼女は彼の母親だということはもうわかっていた。俺は玄関先に出てきてくれた彼の母親に向かって

「………どちら様ですか ? 」

と聞き返してきた。俺は無礼を承知の上で頭を下げて彼の母親と会話を試みる。

「初めまして。私、怪しい者とかじゃあなくて ! そう、ぶしつけで申し訳ないのですが、初対面なあなたの息子さんと1対1で面と向かって話し合いをしたいのです。彼に危害を加えることは致しません。すみませんが、息子さんを呼びに行ってもらえませんか ? 」 と、伝えた。 (続く)

ed695993 No.5084

(続き)

「私の息子って………。そう、あなたならあの子のこと、任せても平気みたいね」

それが、彼の母親の言葉だった。正直不審者だらけで警察沙汰にもなりかねなかったから、通報されないだけまだマシだと思うことにした。それから数分後。莉緒奈 (俺) の前に立ったのは、社畜だった頃の俺と同年代か少し背丈が上なくらいの男性が現れた。案の定、男性は警戒していたが、こちらのしんしなお願いがこうをそうしたのか、なんとか彼を外へと連れ出すことができた。母親は 「あんたに何があったのか私たちは多くを聞かない。私たちに話せない分、代わりにこのお嬢さんに全てを打ち明けておいで」 と彼をさとし、背中を押して、「息子のこと、よろしくお願いします」と頭を下げて返してくれた。俺はその声に「はい、わかりました」と返事を返した。彼とはある一定の歩幅で歩きながらとにかくひとけのない公園を目指していくつかの道をかいくぐって行く。するとすぐ近くにたまたましゃれたレストランが1軒あり、俺と彼はその中に入っていった。彼を安心させる為、「お金のことなら気にしないで下さい。私がお支払い致します。お兄さんも好きなものをつまんで、こんな会ったばかりの私に、抱えていた悩み、全部話してみませんか ? 」 と言いながら、彼の手を優しく握って微笑んでみせた。



File: 1793826094132.png (1.81 MB, 1024x1024, 0955gyifsyi49.png)

9e45d16f No.5082[Reply]



File: 1793826005813.png (2.02 MB, 1024x1024, 6hjcftuj13.png)

fea2e64f No.5081[Reply]



File: 1793813443515.jpg (73.95 KB, 512x279, 1793813316770.jpg)

3bf3374d No.5080[Reply]



File: 1791733135483.webp (717.73 KB, 768x1280, dfe47fっkacfda.webp)

39ee62c5 No.4732[Reply]

5 posts and 2 image replies omitted. Click reply to view.

44373af2 No.5027

File: 1793519576275-0.webp (627.11 KB, 768x1280, e1bgrsoalsvkw7.webp)

File: 1793519576275-1.webp (593.26 KB, 768x1280, b5RfhEfsh.webp)


44373af2 No.5028

File: 1793519700689-0.webp (700.4 KB, 768x1280, e07b3864e.webp)

File: 1793519700689-1.webp (702.61 KB, 768x1280, Eshtb2.webp)


af5d6169 No.5045

File: 1793678204064-0.webp (822.86 KB, 768x1280, 17702.webp)

File: 1793678204064-1.webp (800.12 KB, 768x1280, d5f.webp)

File: 1793678204064-2.webp (725.05 KB, 768x1280, f67c5d672.webp)


af5d6169 No.5046

File: 1793678245849-0.webp (697.91 KB, 768x1280, 7653.webp)

File: 1793678245849-1.webp (718.96 KB, 768x1280, b65ccb42a.webp)


cfc89b14 No.5075

挿絵よかったです。続き待っています。



File: 1791698045581.webp (1.55 MB, 1104x1824, gegarea.webp)

abef6abb No.4730[Reply]

1 post omitted. Click reply to view.

b76fbfa3 No.4914

「もー、二人とも! せっかくのおしゃれカフェなんだから、もっと女子っぽい会話しようよー! ほら、次の模試の範囲とか、昨日のイケメン俳優のドラマとかさぁ!」
そして右端の席で、一番大きな声で笑いながらストローをくわえている少女こそ、正真正銘の生粋の女子高生・高瀬彩美(たかせ さいみ)であった。
彼女は、目の前の親友二人(の中身がそれぞれ中年オジサンと男の忍者であることなど露知らず)が、今日も今日とて奇妙な言動を繰り広げていることに、全く気づいていない。
「ねえねえ、葵ちゃん、さっきから独り言多いよ? それに結衣ちゃん、またそんな大人びたこと言って……私たち、もうすぐ高校二年生なんだから、もっと青春しよ? ね?」
彩が無邪気に笑いかけながら、自分のグラスを軽く掲げる。
(あぁ、この純真無垢な女子高生の前で、俺が中年だとバレたら社会的に即死する……!)
(くそっ、この変身の術、解くタイミングを完全に逸したぞ……このままでは本当にカフェのスイーツの虜になってしまう……!)
(えへへ、彩美ちゃん今日も可愛いなぁ。って、いかんいかん、俺は42歳の妻子なし独身だった!)
三者三様の絶叫と、まったく噛み合わない思惑が、夕暮れのテラス席の甘い香りに溶けていく。
秘密だらけの三人が織りなす、前代未聞の放課後スクールライフの幕が、今まさに切って落とされた――。

f86c9c79 No.4925

すごくわかりやすくて面白く読まさせていただきました。続いていけることを切に願います。

f86c9c79 No.4929

※ No.4914 の方の

「もー、二人とも ! せっかくのおしゃれカフェなんだから、もっと女子っぽい会話しようよー ! ほら、次の模試の範囲とか、昨日のイケメン俳優のドラマとかさぁ ! 』

女子高生・高瀬 彩美 (たかせ•さいみ) の質問に対する蓮見 葵(はすみ•あおい) (中身は中年オジサンの大木 猛(おおき•たけし) )と、西園結衣(にしぞの•ゆい) (中身は忍者男の影山 零(かげやま•れい) ) は見事にハモった。

「「女子っぽい会話 ? 次の模試の範囲 ? 昨日のイケメン俳優のドラマのこと ? もうすぐ高校二年生なんだから、もっと青春しよ って ? 」」

ここまで見事にハモるとは思わなかった高瀬彩美(たかせ•さいみ)ちゃんはますます話の噛み合わなさに歯噛みする思いで、目の前の親友のやり取りに頭を痛めてしまいました。

(なにこれ………全く話が噛み合わないんですけど ! 一体どうしたらいいのぉ ! ? )

蓮見葵 (の中身の大木猛)、西園結衣 (の中身の影山零)は、まだ意識だけスリップしていまいち状況がわかっていない。でも、純粋無垢なきっすいの女子高生である高瀬彩美(たかせ•さいみ)ちゃんには果たして信じてもらえるように、正直に話すべきか、悩みまくっていたのだった。が、このままではいけないと思い、口を開いたのは葵 (猛) だった。

葵 (猛) 「……… ねぇ、彩美(さいみ)ちゃん。私たちのことなんだけど、私たち見た目通りの女子高生じゃないのよ。私………こんな姿をしているけど中身は42歳のサラリーマン男性で、気付いたら彼女の中にいたんだよ。ごめんね、だますような真似をしてとりつくろうとして」
Post too long. Click here to view the full text.

28dfdf62 No.5000

(どうしよう……… でも、親友2人の中の人を放っておくわけにもいかないし。ここは私が頑張らないと ! )

やがて、高瀬(たかせ)彩美(さいみ)ちゃんははぁと息を軽く吸うと、蓮見葵の姿を借りた大木猛と、西園結衣の姿を借りた影山零の心配を振り払うため、優しい声を意識しながら話しかけていきます。

「わ、私がっ ! よかったら、女の子としての過ごし方をレクチャーしてあげる。葵ちゃんや結衣ちゃんの中身が違う話は真実でも、認識の違いがそもそも違うなら、私で思いっきり練習していけばいいんだよ ! といっても、いきなりはきついかな。んっと、じゃあね……… 」とあごに手を当てながらこの後のプランを組み立てていく。その様子に、この後ノープランの2人はとりあえず申し出てくれた彩美ちゃんにまずは合わせて見ようと考え方を改めようとした。

※ エピソードを考えてくれた方、話の腰を折ってしまってすみません。この2日間で更新がなく押し流されてしまったので、消滅を防ぐためにあえて書かせていただきました。もしかしたら、明日以降はまた押し流されていく感じになりそうなのでその時はまた対応をお願いします。

ee61ecfe No.5074

※2026/10/29/木以降、殆ど続編につながらず常に押し流され状態にあっているので消滅しないようにして下さい。



File: 1783371396431.png (1.7 MB, 768x1280, 8aw3hh.png)

c59ce01a No.3887[Reply]

23 posts and 3 image replies omitted. Click reply to view.

f9f59e0d No.4394

No 4336 ~4344 等の設定の追加を新たに含んだ状態で、愛梨ちゃん (タカシ) を中心に、キヨヒコ、リハビリから戻ってきたばかりの拓海がどうなったのかのエピソードの続きを希望 ((出来ればそこに看護師のカエデさん、キヨヒコ担当のリハビリのミサキさん、拓海担当のリハビリの女性等も含んでくれるとなおありがたい。 ※ 愛梨ちゃん (タカシ)、キヨヒコ、拓海、カエデさん、ミサキさん、その他。なるべくイラスト付きで)。

aac846d8 No.4459

支援図書館行きを希望 & 続き希望

5d9fd318 No.4606

(2026/09/09(水)20:02:44 No.4323 の終盤からの続き)

その後も、愛梨(あいり)ちゃん (俺) のボーダーラインギリギリの攻めと引き際の絶妙なじらしで目の前のキヨヒコと押し問答を繰り返していく中、俺はまた別の意味で冷や汗を愛梨ちゃんの身体でダラダラと流し始めていた。

(愛梨ちゃんのこの身体……… 、すごく感度が気持ちよくてつい自慰行為に走ってはしたない姿にさせちゃったけど、こんな次誰が使うのかわからない病室のベッドを、仮にも今は拓海(たくみ)くんが使っているベッドとはいえ、全く無関係な第三者の匂いがつけちゃったなぁ。どうしよう、これ ? )

俺がそんなことを考えているとはつゆ知らずの中、キヨヒコはとうとう我慢の限界を迎えたのか、まるでゾンビのようなうつろな目をして愛梨ちゃんの身体に迫る勢いで這い寄ってくる。

「うっ………、頼むよ。触らせてくれよぉ……… 」

(だから何度もダメだと言っているだろう ! 愛梨ちゃんはお前とは本来何の接点もないただの赤の他人なんだって ! あぁ、全くお前っていうやつは ! )

俺は苦し紛れに、愛梨ちゃんの儚げなこわいろで小さく叫ぶ。

「キヨヒコさん………あなた、今ご自分がどんなことをしようとしているのか、本当にわかってくれていますか ……… ? わたしは何度も言っていますが、拓海(たくみ)くん以外の男の人に触らせるわけにはいかないんですっ ! だから内緒にして、って言っているのに。でも、あなたが今から私のお願いを全部守ってくれるんなら、少しはアプローチの仕方を変えてあげてもいいですよ ? 」
Post too long. Click here to view the full text.

aef8ccf8 No.4866

※ 2026/10/09(金)00:55:27 No.4606 以降、消滅の恐れがありますので引き上げておきます。

d862ab0f No.5073

どなたか続きを考えて下さい (2026 / 09月以降のものを参照にして)。



File: 1717588051476.jpg (158.69 KB, 1920x1080, 13_e979u0cu7s.jpg)

538e16fe No.23[Reply][Last 50 Posts]

138 posts and 44 image replies omitted. Click reply to view.

c2a3c730 No.5011

いくつかのテーブルに料理が並び、数組の宿泊客がすでに朝食を楽しんでいる。
その一角に視線を向けた瞬間、俺の胸の中で小さな興奮の波が跳ねた。
(……いたな)
そこには、隆明と仲睦まじく向かい合って座る、ひとりの美しい女性の姿があった。
薄塗りのメイクに、上品な和服をまとった可憐な妻——昨日まで俺がその「皮」を被り、隆明を翻弄し、焦らし尽くしていた『海魅』だ。
彼女は隆明に笑顔でお出汁の効いたお味噌汁を勧め、仲良く談笑している。
サウナで倒れていたところから無事に部屋へ戻り、何事もなかったかのように「隆明の愛しい妻」としての日常を再開したのだ。
自分の中に宿っていたのが誰であったのか、どんな淫らな遊戯を繰り広げていたのかも知らずに。
「……由紀恵さん? どうかしましたか?」
立ち止まった俺を不思議そうに見上げる翔太の声に、俺は由紀恵としての完璧な微笑みを浮かべて振り返った。
「ううん、なんでもないわ。あちらのご夫婦、とても仲が良さそうだなと思って」
(アハハッ! たまらないぜ、この状況は。昨日まで俺があの女の身体で隆明と愛し合い、焦らし、絶頂させていたってのに……今じゃ俺は別の熟れた女の身体で、若い男の手を握って同じ空間にいるんだからな)
「さあ、私たちもいただきましょうか、翔太くん」
「はい!」
俺は翔太を促して指定された席へとつき、優雅にお箸を取った。
Post too long. Click here to view the full text.

34c77790 No.5030

朝食のお膳に並んだ色とりどりの小鉢に箸を伸ばしながら、俺はあえて海魅と隆明の席が見える角度で、ゆったりと腰を下ろした。
「由紀恵さん、ここの温泉卵、すごく美味しいですよ。ほら、一口いかがですか?」
翔太が周囲の目を盗むようにして、小声で嬉しそうに言ってくる。
会社では見せない、年下の恋人らしい甘えた表情。
俺は「もう、翔太くんったら……」と由紀恵らしい上品な困り顔を作ってみせながら、彼が差し出したお箸から直接、ぷるりと揺れる温泉卵を口に含んだ。
「ん……本当、とってもまろやかで美味しいわ」
舌の上でとろける卵の甘みを感じながら、俺はわざとらしく自分の唇を舌先でゆっくりとなぞってみせた。
昨夜、彼の熱い肉体を吸い尽くしたあの唇だ。
「……っ!」
翔太の喉仏が大きく上下し、彼の頬が瞬時に朱に染まる。
昨夜の激しい交わりの記憶が脳裏をよぎったのだろう。
大勢の客がいる大広間で、大人の余裕を漂わせながら男を秘かに翻弄する……これこそが、由紀恵という女の身体が持つ独特の快楽だ。
(可愛いやつめ。会社の厳格な女上司が、こんな目の前で自分だけに色気を振りまいているんだ。生殺しにされた気分だろうな)

34c77790 No.5031

ふと、斜め前の席に視線を滑らせる。
そこでは、海魅が隆明のお椀にお茶を注いでいた。
「隆明くん、お出汁の温かいうちに召し上がってね」
「ありがとう、海魅。……君、今朝はなんだかすっきりした顔をしているね。昨日の夜は少し疲れているみたいだったから心配したよ」
「ええ、お風呂で少しのぼせちゃったみたい。でも、ぐっすり眠れたからもう大丈夫よ」
海魅のその無垢で可憐な笑顔を見ながら、俺の内心には黒々とした愉悦が込み上げてきた。
(なぁ、海魅。お前が昨夜、サウナで倒れていた理由……そして、その前までお前の身体を使って隆明を狂わせ、絶頂の渦に叩き落としていたのが『誰』だったのか、お前は一生知る由もないんだな。……そして隆明、お前が愛おしそうに撫でているその妻の肌には、昨日まで俺の意識が満ち満ちていたんだぜ?)
自分自身だったはずの「海魅」が、いまや他人として目の前で笑っている。
そして俺は、四十五歳の熟れた「由紀恵」の皮を纏い、二十代の若い部下の愛撫の余韻に浸りながら、その光景を眺めているのだ。
「……由紀恵さん? ずっとあちらのご夫婦を見ていらっしゃいますけど……何か気になることでも?」
翔太が少し不安そうに、俺の顔を覗き込んできた。
年上の女を独占したいという、若い男特有の小さな独占欲と嫉妬が透けて見える。
俺はふふっと艶やかに微笑むと、テーブルの下でそっと自分の足先を伸ばし、翔太のスーツのパンツの裾から、彼のすねを優しく撫で上げた。
「……ううん。ただね、あの奥様も素敵だけど……私をこんなに熱くさせてくれるのは、世界中で翔太くんだけだなと思って」
「……ッあ……由紀恵さん、こんなところで……っ」
Post too long. Click here to view the full text.

91769e3e No.5071

朝食を終えて部屋に戻ると、俺は「少し汗をかいちゃったわね、着替えてからチェックアウトしましょうか」と由紀恵の落ち着いた声で持ちかけた。
翔太が「そうですね」と荷物をまとめ始めようとしたその瞬間、俺は彼の視線を完璧に計算に入れた位置で、ゆっくりと服のボタンに手をかけた。
「翔太くん、ちょっと手伝ってくれるかしら? この背中のファスナー、うまく届かなくて……」
俺は彼に背を向け、少し困ったような仕草で首筋を見せた。
翔太が息を呑みながら近づき、震える指先でファスナーを滑り降ろさせる。
シューッと布地が割れる音とともに、四十代半ばの成熟した白い背中と、昨夜彼が激しく喰らいついた赤い痕、そして黒いレースのブラジャーのストラップが露わになった。
「あ……ごめんなさい、翔太くん。見えちゃったわね……」
俺は慌てて両腕で豊満な胸元を隠すように抱え込み、振り返りざまに上目遣いで彼を見上げた。
その表情には、完璧な「はじらい」を宿らせて。
ほんのりと頬を朱に染め、唇を微かに震わせ、大人の女が若い男に素肌を晒してしまったことへの恥ずかしさと、どこか彼を誘うような艶っぽさを同居させる。
「そんなに……まじまじと見ないで。昨日の夜は暗かったからよかったけれど……朝の光のなかだと、なんだかすごく恥ずかしいわ……」
「由紀恵さん……っ」
翔太の目が完全に据わった。
大人の余裕を見せていた上司が、朝の光の中で可憐にはじらい、自分との淫らな痕跡を残したまま目の前で服を脱ぎかけている。
そのコントラストが、彼の若い理性を完全に吹き飛ばした。
Post too long. Click here to view the full text.

91769e3e No.5072

「ん、んっ! 翔太くん、ダメ……っ、もうすぐお部屋を出ないと……んぁっ……!」
強引に重ねられた彼の唇から、若く青々とした情熱が津波のように流れ込んでくる。
俺——由紀恵の身体を激しく抱きしめる翔太の腕には力がこもり、押し付けられた彼の股間には、今朝一度果てたはずだとは信じられないほど、固く熱い塊がカチカチに怒り狂って俺の太ももを突いていた。
「ダメと言われても……無理です! こんなに可愛い顔して恥ずかしがられたら……僕、もう抑えられません……っ!」
興奮で呼吸を荒らげ、獣のような目で見つめてくる翔太。
俺は乱れた髪を指先でそっと耳にかけ、ふぅと甘い溜息を吐き出した。困ったように眉をひそめながらも、その瞳にはどこか許容と深い色気を宿らせて見せる。
「本当、困った子ね……。一度スイッチが入ると、私の言うことなんて全然聞いてくれないんだから……」
俺は彼の胸をぽんと優しく叩くと、くすりと妖艶に微笑んだ。
「……仕方がないわね」
畳の上に膝をつき、俺は翔太のズボンのベルトに手をかけた。
カチャリと金属音が響き、ファスナーを引き降ろす。
露わになった彼の荒々しい猛りは、今すぐにでも弾け飛びそうなほど膨張し、脈打っていた。
「こんなにガチガチにして……。朝からこんなこと、会社のみんなには絶対見せられないわね?」
「っ! 由紀恵さん……そんな意地悪なこと言わないで……っ」
「ふふ、ごめんなさい。でも……本当にかわいいわ、翔太くん」
Post too long. Click here to view the full text.



File: 1780145436364.png (1.6 MB, 768x1280, 712914098-2.png)

bf56fe8e No.3603[Reply]

20 posts and 12 image replies omitted. Click reply to view.

efd3f514 No.5008

「朝ご飯、ちょうだい」
シキはアズミちゃんの可憐な姿と笑顔のまま、スッと細い手を差し出してきた。
「あ、ああ……これだ」
俺は完全に圧倒されながらも、コンビニ袋から焼き鮭おにぎりを取り出し、差し出されたその手に手渡した。
おにぎりを受け取ると、シキは「ありがとう」と嬉しそうに目を細めた。
そして次の瞬間、すっと顔を近づけてくると、俺の頬にチュッと軽いキスを落とした。
「……え!?」
突然の感触に俺が頬を押さえてフリーズしていると、シキは事もなげに首をかしげ、アズミちゃんの眩しい笑顔のままでこう言った。
「なんだ? これが人間同士の『お礼』の挨拶なのだろう? 朝のドラマで観たデータ通りにしたつもりなのだが」
「それ、家族とか恋人同士の特別なやつだから! コンビニの店員さんが客にする挨拶じゃないからな!?」
俺の焦りようを見て、シキは「ふむ、また文脈の適用を誤ったか」と面白そうに瞳を輝かせ、おにぎりのフィルムを器用に剥がし始めたのだった。

64674952 No.5022

おにぎりを綺麗に平らげたシキは、「ふぅ、ごちそうさま」と満足そうに息をつくと、アズミちゃんの姿のまま、俺の隣へちょこんと腰を下ろした。
……近い。またしても、距離感が完全におかしい。
清楚なコンビニのポロシャツから伸びる白い腕、隣から漂う可憐な雰囲気。
本物のアズミちゃんが自室のベッドに隣り合って座っているという異常事態に、昨夜のあの艶めかしい光景や、シキの容赦ない攻め立てが嫌でも脳裏に蘇ってくる。
(ま、まさか……今日もこのまま、昨日の夜みたいな展開になるのか……?)
期待と緊張で鼓膜が痛いほど心臓がドクドクと脈打つ。俺が思わず生唾を飲み込んだ、その時だった。
「ふむ……人間の食べ物を口にすると、体内で分解する過程で少し熱を持つな」
シキはそう呟くと、アズミちゃんの可憐な仕草で、ポロシャツの胸元のボタンを指先でひとつ、ふたつと外した。
そして、襟元を手でパタパタとあおぎ始める。
「あ……」
あおぐたびに隙間から覗いたのは、アズミちゃんの白い肌と――鮮やかなピンク色のブラジャー。
豊満な胸の谷間と、清楚なイメージとは裏腹に少し刺激的な色の下着がチラチラと視界に飛び込んでくる。
隙間から漏れ出る甘い熱気と、あざといまでのチラリズム。
「ふぅ、少し涼しくなったぞ。……ん? キヨヒコ、なぜそんなに息を荒くして、胸元ばかり見ているのだ?」
シキはポロシャツの胸元を開けたまま、アズミちゃんの無垢な笑顔で首をかしげ、さらに俺の顔を覗き込んできた。

a76aa14a No.5023

「ぐっ……そ、それはだな……」
視線のやり場に困った俺は、なんとか理性を繋ぎ止めるために激しく頭を回転させた。
開き直ってそのまま胸元を凝視する度胸もなく、かといって露骨に目を逸らせばシキにからかわれるのは目に見えている。
俺は咳払いをひとつ挟み、できるだけ真面目な「質問者」のトーンを装って尋ねた。
「あのさ、シキ……ごまかすわけじゃないんだけど、ずっと気になってたことがあって。お前、さっきのアズミちゃんの服装もそうだけど、外で一瞬すれ違っただけだろ? なのに、服の下の下着とか、見えない部分の構造ってどうやって補完してるんだ?」
アズミちゃんのポロシャツの隙間から覗くピンク色のブラジャーと、程よい胸の谷間。
外見を一瞬見ただけで、下着のデザインや中の肉体まで完璧に再現できるものなのだろうか。
シキはパタパタと胸元をあおぐ手を止め、アズミちゃんの可憐な顔立ちに、どこか誇らしげで知的な笑みを浮かべた。
「ふむ、良い着眼点だぞ、キヨヒコ。私のような高次スライムの模倣能力は、単に『見た目をコピーする』だけにとどまらない。視覚情報から得た全身の骨格、肉の付き方、皮膚の張り、そして歩行時の微小な振動パターンまでを瞬時に演算し、解剖学的に『最も確からしい構造』を自動で補完・構築しているのだ」
彼女は得意げに胸を張り、アズミちゃんの姿のまま、白く細い指先を自らの顎に当てて説明を続けた。
「つまり、対象の外見を一枚撮影するだけで、衣服の下にある筋肉の密度や脂肪のつき方までミリ単位で正確に割り出せるというわけだな。……だが、衣服そのものの『見えない部分』に関しては少し勝手が違う」
「勝手が違う?」
「そうだ。服の下に何を着ているかまでは視覚情報として取得できんからな。だから見えない着ているものは、昨日のインターネットから得た知識をもとに、私なりにアレンジを加えているのだ」
シキはポロシャツの襟元を少し引っ張り、チラリと見えるピンク色のブラジャーを指差した。
「例えばこの下着の色やデザインだ。昨夜、お前のタブレットで収集した膨大な画像データ群……特に『清楚な外見の女性が着用すると効果的な下着』の統計パターンを解析し、この『あずみ』という女性の雰囲気に最も合致し、かつお前の視覚的嗜好を刺激する色として『ピンク』を選出してみたのだが……どうだ? 精確な予測だっただろう?」
Post too long. Click here to view the full text.

c7986e22 No.5029

「なんなら、脱いだ私をみてみますか?」
シキは急に声のトーンを落とし、妖艶な女性の口調で耳元に囁くように言ってきた。
アズミちゃんの可憐な顔立ちから放たれるその言葉とギャップに、俺の心臓は跳ね上がり、思わずドクンと息を呑んでしまう。
「っ……!? お、お前、急にそういう口調使うなよ! どこのドラマのセリフ覚えてきたんだよ!」
「ふふっ、動揺しているなキヨヒコ。人間の心理データによれば、ギャップのある口調の変化や積極的な提案は、相手の意図的な動揺を誘うのに非常に効果的だとあったが……見事に引っかかってくれたな」
シキはポロシャツのボタンに伸ばしかけた手を止めると、満足そうにアズミちゃんの姿でクスリと笑った。
「本当に、お前という人間は観察していて飽きないぞ。……まあ、これ以上はお前の心臓が持ちそうにないからな、冗談はこのくらいにしておこう」
シキは外していたボタンをパチパチと留め直し、いつもの調子に戻ると、ベッドの上で足をくずして満足そうに頷いたのだった。

04d53e9b No.5070

「ふぅ……命拾いした……」
俺は胸を撫で下ろし、ベッドの端へと少し体を引いた。
ボタンを留め直したシキは、アズミちゃんの可憐な姿のまま、どこか満足げに俺の反応を観察している。
「しかし、キヨヒコ。人間の衣服というものは、実に構造が非効率だな。温度調整や模倣の観点からすれば、直に皮膚を晒しているほうが遥かに熱処理もしやすいのだが」
「それは人間が『恥ずかしさ』とか『社会性』ってものを持ってるからだよ。外で服を脱いだら一発で警察行きだ」
「警察……あの黒と白の車両に乗ってくる、行政の法的強制力を持った個体群のことか。なるほど、社会規範の逸脱は即座に自由の制限につながるのだな。勉強になる」
シキは感心したように頷くと、アズミちゃんの白い手で自分の顎を撫でた。
中身が高次スライムだと分かってはいても、その仕草一つひとつが完璧に「学内のマドンナ・アズミちゃん」そのものなので、俺の心臓は相変わらず休まる暇がない。
「さて、朝の栄養補給と下着データの検証も済んだ。次はどうするのだ? お前は今日、大学とやらに行く予定はないのか?」
「あ……」
言われて時計に目をやると、針はすでに午前9時を回っていた。
今日は10時半から2限の講義がある。
「やべっ、そろそろ準備しないと……! シキ、俺は大学に行かなきゃいけないから、お前は部屋で大人しく留守番しててくれよ? 絶対に外に出ちゃダメだからな!」
「留守番……私をこの狭い空間に放置していくというのか? それは『ガイド』としての義務を放棄しているのではないか?」
シキは不満そうにアズミちゃんの唇を少し尖らせてみせた。
Post too long. Click here to view the full text.



Delete Post [ ]
Previous [1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10]
| Catalog
[ futaba / tachiha / aiba / honba / aoba ] [ main / recent post ]